タバコ代が3分の1になる「HIMASU 1Be3」を買って試してみた!吸いごたえやコスパの良さはどれくらい?

HIMASU

こんにちは、居酒屋が営業再開されて酒代も増えるようになった@自称・加熱式たばこマイスターのパパ中西@リラゾです!

今日は新しく発売された、紙巻タバコを使うヴェポライザー「HIMASU 1Be3」を使ってみた感想を書いてみたいと思います。

タバコ値上げが差し迫った9月の終わり頃にどこかのニュースサイトで「タバコ代が3分の1に!」というタイトルに思わず見入ってしまったアイテム。

普通に売ってる紙巻たばこが使えるのが便利そうですし、味わいなども自分の好みの銘柄が選べるのかも…と興味津々になり、気づけばAmazonで購入していました(笑

実際にいくつかの銘柄を使って試してみると、確かにVAPEとしてはキック感が高く、本当に1本で3回吸えるのですが、加熱式タバコとして考えると少し味わい的に物足りないアイテムかな…と思いました。

基本的な使い方を含め、どんなアイテムかご紹介したいと思います。

HIMASUとは?

HIMASU特徴

HIMASUは、中国の青島HIMASU技術有限公司というメーカーが開発したヴェポライザーです。

ヴェポライザーといっても、ただリキッドを気化させてその蒸気を吸うわけではありません。

市販の紙巻たばこにグリセリンが含まれたリキッドを自分で注入し、それを加熱すること、加熱式タバコと同じような喫煙ができることを目指したアイテムです。

確かに、アイコスやグロー、プルームXといったメジャーな加熱式タバコも、スティックの中には、タバコ葉と一緒にグリセリンが仕込まれていて、加熱することで蒸気にする原理です。

HIMASUは、加熱する蒸気に必要なグリセリンをセルフで注入し、加熱式タバコと同じように燃やすことなく、200℃~300℃で温めることで同じ原理を再現したわけです。

つまり、紙巻きで愛用していた銘柄をそのまま加熱式タバコにできてしまうわけです。

1本で3回吸える=タバコ代が3分の1に

HIMASU節約

さらにHIMASUのすごいところは、紙巻たばこ1本で3回分使えるということ。

HIMASUは1度の喫煙で、1本まるごと使わず、タバコの先端部分しか加熱していません。

1度吸い終わったら加熱した部分をハサミで切って、2回目は切り取った先端にまたリキッドを注入して加熱させます。

これを繰り返すことで1本で3回分の喫煙を可能にしたわけです。

なんたるエコ仕様!

逆に言えば、1回の喫煙で3分の1しか使わないことになるので、吸いごたえの面が気になりますが、期待どおりであればランニングコストが恐ろしく軽減されるのでメリットは相当高いと思います。

HIMASU 1Be3の価格

HIMASU 1Be3本体の販売価格は現在最安で円。

この中にリキッドなど、吸うための道具はすべて入っています。

IQOSイルマとほとんど似たような価格設定でちょっと割高感は感じますが、ランニングコストが3分の1になることを考えると、そこまで高くはないのかなと思います。

公式サイトや店頭での販売は現在実施されておらず、Amazon、Yahooショッピング、楽天などの大手ECサイトでの販売が中心となっています。

HIMASU外箱

ワタシはAmazonから購入して試してみました。

HIMASUの内容物

HIMASU内容物

箱はコンパクトなんですが、中には多くのものが入っています。

  • ヒータ(喫煙する本体)
  • フィーダ(リキッドを入れる器具)
  • リキッド液(本体に1本内蔵、別に5本)
  • シリコンノズル(吸入口のカバー)
  • フィルター(加熱中の結露防止消耗品)
  • クリーニングブラシ
  • USBケーブル(TypeC)
  • はさみ
  • 取扱説明書

本体(ヒータ)のスペックの詳細は書かれていませんので、実測値を含めた内容です。

  • サイズ:横:約45mm 縦:約95mm 奥行き:約20mm(実測値)
  • 重量:90g
  • 喫煙時間:約3分30秒(実測値)
  • 加熱準備時間:約30秒(実測値)
  • 加熱温度:200℃~300℃(詳細不明)
  • 一回の充電の喫煙回数:不明

説明書を見ながらさっそく使ってみます。

HIMASUの使い方、吸い方

HIMASU取扱説明書

吸うまでには若干の準備が必要で、すぐには吸うことはできません。

説明書にはアヤシイ日本語が書かれていますが(笑)、全く読めないわけではないので慣れれば使い方にそれほど手間取ることはないと思います、

1.フィーダを使ってたばこにリキッドを注入する

HIMASUフィーダ

HIMASUを使うには、まず紙巻きタバコにリキッドを注入する必要があります。

注入する器具はフィーダと呼ばれ、中にリキッドボトルが内蔵されています。

HIMASUリキッドとフィルター

リキッドは1本で100~120本使えるそうで、全部で6本付属しています。

HIMASUリキッド注入3

横方向にタバコを挿入し、上のボタンをプシュッと押すと注入が完了します。

2.たばこをヒーターに挿入する

HIMASUたばこ挿入

注入が終わったら、今度は実際に喫煙を行うヒータと呼ばれる本体の底から挿入します。

底から入れることによってタバコの先端のみを加熱する仕組みのようです。

中を覗くと円筒形の筒があり、加熱方式もグローやプルームXと同じように、スティックの周りから温める方式のようです。

HIMASU筒

いわゆるキングサイズのタバコに最適化されているようで、スリムサイズのタバコだとスカスカになりそうです。

挿入後側面になるレバーを上に引き上げると奥に隠れていた吸入口が現れます、

HIMASU吸入部

3.フィルターとシリコンノズルをセット

HIMASUフィルター

吸入口には、結露防止のためのフィルターを入れ、その上に口を添えるシリコンノズルをセットして準備完了。

HIMASU加熱

真ん中のボタンを押すと30秒ほど点滅し、喫煙可能状態になります、

今回は、

  • 「メビウス・スーパーライト」
  • 「メビウス・ライト」
  • 「ロングピース」

の3種類を使用して試してみました。

HIMASUを実際に吸ってみた感想~気になる吸いごたえは?

まずは以前ワタシが愛用していた「メビウス・スーパーライト」から。

加熱が完了して、さっそく吸い込んでみますが、最初は温まりきっていないのか、蒸気があまり出ません。

2,3回吸い込んでいたらそれなりの蒸気が出てきたので、点滅が終わっても20~30秒くらいは待ってから吸ったほうが良いかもしれません。

出てきた蒸気は、かなりグッと来るキック感があり、ちょっと驚かされます。

感覚的にはプルームテックやリルハイブリッドと同等くらいの感じ。

反面、紙巻たばこらしい香りやロースト感はなぜかほとんど感じられません。

さながら味の少ない加熱式タバコという感じで、アイコスはもちろん、グローやプルームXにも及ばない味わいです。

紙巻き特有のヤニクラ感もあまり感じず、3分30秒とちょい短い時間ながらも喫煙終了。

HIMASU吸ったあと

加熱後の吸い殻を見てみると激しく加熱された跡はあり、焦げた部分もあることからそれなりの加熱温度にはなっているようです。

スーパーライトだから吸いごたえが少ないのかな思って今度は「メビウス・ライト」に変えて吸ってみましたが、喫味はほとんど変わらず似たようなものでした。

ならばと、今度は極端ですが、何十年ぶりかになる(笑、ニコチン、タール量も多いロングピースをコンビニで買ってきて再挑戦。

HIMASUとピース

おお、すこしだけですがロースト感も出てきて吸いごたえが良くなったような気がします。

ニコチンタール量が多いからすこしヤニクラ感もあるような…。

ただ、燃やしたような紙巻き本来の香りや焦げたような感じは、相変わらず出てきません。

加熱式タバコを普段から愛用していると、ニオイの少なさはメリットですが、紙巻きと似たような味わいになると言えば物足りない方がいらっしゃるかもしれません。

使う銘柄によって、向き、不向きがあるのかなと思います。

HIMASU吸ったあとフィルター

何本か吸ったあとにフィルターを出してみましたが、ここでヤニ成分とかはかなり吸収されるみたいです。

ただ、取り外して吸ってみてもさほど喫味は変わりませんでした。

加熱モードを変えると若干ロースト感が増えた味わいに

HIMASUには2種類の加熱モードがあるのですが、具体的に加熱温度や喫味がどのように変わるかまでは説明書にも書かれていません。

モードを切り替えて同じように一通り吸ってみると、「メビウス・ライト」から若干香り、ロースト感とも増えたような感じがしました。

反面「メビウス・スーパーライト」では変化をあまり感じなかったので、もしかするといわゆるライト系のタバコだとそこまでタバコ葉の味わいが感じられないのかもしれません。

後味やニオイ

紙巻きのニオイはまったくしないどころか、他の加熱式タバコでありがちなモアンとしたニオイ自体もかなり少ないです。

どの銘柄で吸っても後味はほぼ無味無臭、ノドへのイガイガは若干感じましたが、ニオイを気にされる方にとっては良さそうな使い勝手です。

本当に1本で3回吸えて、コスパは良くなるのか?

次にHIMASUのもう一つの特徴である1本のタバコで3回吸えるのか試してみます。

やり方は非常にアナログで、1回吸い終わった後、スティックを出して加熱した部分のみを付属するハサミで切り取ります。

HIMASUはさみで切る

切り取るとこのようにタバコ葉が周囲に飛び散るのでティッシュか何か敷いて切ったほうがよいですね(笑

HIMASU切ったあと

後は最初と同じようにまた先端にリキッドを注入し、加熱します。

こちらも一通り吸ってみましたが、2回め、3回目ともに吸い味は劣化することなく同じです。

HIMASU3回吸ったあと

3回目となると、ギリギリのところまで加熱されますが、全然味も変わらず、ヘンなニオイもなく吸えちゃいます。

切断する手間はあるものの、喫味を変えずに3回分最後まで吸えるのは確かなので、決して大げさスペックではなく、コスパの面では確かに有利ですね。

使用上気になったこと

基本的に吸う直前にリキッドを入れる操作や、1本で3回使う場合はタバコを切る動作が必要であり、本体以外の道具も持ち運びしなければいけません。

外で吸うことが多い場合は携帯性の面でデメリットがあると思いました。

自宅などでじっくり吸う場合には問題ないですが、持ち歩きするのはちょっとしんどいかなと。

また、フィーダ、ヒータともに繰り返し使っていくと、タバコ葉がポロポロとこぼれ落ちてくるので、綿棒や同梱のブラシを使ってのクリーニングは5~10本くらいに一度は必要なのかなと思いました。

まとめ

HIMASUヒーター

怪しいアイテムかと思いきや(笑)意外とちゃんと吸えます!

ノドにくるキック感はかなり高いですし、最後まで吸いごたえ自体はあります。

ニオイもアイコスなどと比べて少ないですし、使い慣れてくれば使用頻度も上がりそうなアイテムです。

ただし、タバコ本来の香りなどは再現できておらず、少なくとも今回吸った銘柄での感想をまとめると「味の少ないプルームテック」といった印象でした。

このあたりは使うタバコの銘柄によって相当振り幅があるのかもしれません。

香りが強調された銘柄であれば、その分HIMASUでも引き立ちそうですし、選び方によっては、香りの面もカバーできる銘柄が見つかるかも、、ですね。

1本で3回吸えるのもスペック通り再現できましたし、タバコの味わいよりもとにかくランニングコストを下げて喫煙したい方にはオススメなのではないでしょうか?

HIMASU
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