リルハイブリッドの害やニコチン・タール量、副作用はどれくらいある?アイコスとも比較!

リルハイブリッド 害

こんにちは、自称・加熱式たばこマイスターのパパ中西@リラゾです!

「リルハイブリッド」は韓国のKT&G社が製造し、日本ではIQOSを販売するフィリップモリスが販売している加熱式たばこです。

コンビニでポップがでていたこともあり、興味を持っている方も多いと思います。

リルハイブリッド コンビニ

タバコスティックと液体リキッドを使うハイブリッド型の加熱式たばこで、普通の紙巻きタバコやアイコスよりも害が少ないような印象もありますね。

ただ、リルハイブリッド対応のスティックの箱をみると、一般的なたばこの害についての警告が書かれており、無害でないことは容易に判断できます。。。

ミックス_レギュラー

そこで、このページでは

  • リルハイブリッド公式カスタマー
  • 本体に同梱されている説明書の情報
  • WHOの加熱式たばこの害についてまとめたレポート
  • リルハイブリッド本社KT&G社や発売元であるフィリップモリスのリリース

など調べられる限り確認してみました。

結論、リルハイブリッドのニコチンは1本あたり約0.5mgと、紙巻きに比べるとスーパーライトクラスのニコチン量であり、タール量も微量ですが、少し懸念される副作用があることがわかりました。

同じ加熱式たばこのIQOSとも比べてリルの害が少ないと想定できる内容についてもご紹介します。

リルハイブリッドはどれくらい害があるのか気になっている方は是非参考にしてみてください。

リルハイブリッドの吸いごたえについては、フレーバー全種類吸ってみたので合わせてご覧ください。

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リルハイブリッドはWHOの調査で紙巻きたばこより害は少ないが無害ではないと報告されている

リルハイブリットを含めた加熱式たばこは紙巻きタバコより有害成分は少ないが、80の有害物質が確認できたことから無害ではないとまとめられています。

WHOがまとめた「 study group on tobacco product regulation」という報告書で、加熱式タバコの害について調査されており、リルハイブリッドのスティックも調査対象となっていました。

画像の一番左にリルハイブリッドのスティックも含まれています。

リルハイブリッド 害

内容をみると、スティック内のタバコ葉を確認して有害物質量を確認したようで、調査結果はこのようにまとめられていました。

A toxicological review by the FDA found lower levels of some harmful and potentially harmful constituents in IQOS aerosol than in smoke from 3R4F standard reference research cigarettes and commercially available conventional tobacco cigarettes; however, the FDA also found that 80 chemicals in HeatStick

WHO study group on tobacco product regulation

英語が苦手なのでGoogle翻訳してみたところ、「リルハイブリッド個別の有害物質量は公開されていませんでしたが、紙巻きタバコよりは有害成分は少ないが、80の有害物質が確認できたことから無害ではない」と結論付けていました。

リルハイブリッドを含めた加熱式たばこの有害物資は紙巻きと比べて10分の1以上低い量が発生する

紙巻きたばこと比較すると、リルハイブリッドを含めた加熱式たばこは、ベンゾピレンやベンゼンなどの発がん性物質の配合量は10分の1以上低いと調査レポートでまとめられていました。

こちらは、先ほど紹介したWHOのレポートに対して、フィリップモリスがまとめた資料でこのように紹介されています。

In their discussion, KFDA mentions that HNB products also contain carcinogens, like benzopyrene and benzene. What they fail to mention is that the levels measured are more than 10 times lower compared to the levels present in cigarette smoke.

紙巻きタバコよりも発生量は少ないけれども、やはり加熱式たばこにも微量ながら有害物質は検出されており、やはり無害とはいかないようですね。

次に使用者側として気になるのがニコチンの量です。

リルハイブリッドのニコチン量は1本あたり約0.5mg

リルハイブリッドにはニコチンが配合されており、リルハイブリッドを販売しているフィリップモリスのホームページに公開された情報によるとニコチン量は1本あたり約0.5mgとされています。

MIIX レギュラー0.518mg
MIIX アイス(メンソール)0.514mg

全ての銘柄ではありませんが、代表的なレギュラーとアイスフレーバーでその差は大きくないことから、他の銘柄でもほぼ同等量であることが推測されます。

約0.5mgというと、紙巻きタバコに換算すれば、メビウススーパーライトクラスのたばこに相当しますね。

ただし、注意したいのが、たばこのニコチン量は測定方法によって大きく変わり、一般的に目にする紙巻きタバコのニコチン量とそのまま比較することができません。

リルハイブリッドの測定の場合、日本の紙巻きタバコの測定基準より、一回の吸引量は多く、さらに吸引時間は長く測定しているため、その分のニコチン量は多くなります。

さらに測定環境も日本の紙巻きタバコと異なることから、全く同じとはいえません。

ただ、少なくとも日本基準よりも多く吸い込んだ時のニコチン量のため、紙巻きと比べると0.5mgよりさらに少ないと想定されます。

リルハイブリッドにタール(ヤニ)は発生するが健康懸念物質の量はかなり少なくなっている

次に、ニコチンと合わせて二大有害成分と認知されているタールについても確認してみました。

ただし、タールについてはニコチン以上に紙巻きタバコと比較するのは難しいです。

そもそも、紙巻きたばこにおけるタールというのは、「捕集された煙から水分とニコチンを差し引いたもの」と財務省の通達により決まっています。

紙巻きタバコは燃やした煙から測定されますが、リルハイブリッドのような加熱式たばこは燃やしていないため、そもそも煙が捕集できず、またほとんどが蒸気のため、同じ基準で比べることができません。

そのため同じくフィリップモリスのホームページでは、発生した蒸気の中に含まれる体に害を与えそうな「健康懸念物質(HPHC)」の測定量を公開しています。

膨大な量が測定されているため、一部抜粋となりますが代表的な物質を並べ、同じくフィリップモリスが計測した紙巻きタバコの測定量と比べるとこのようになります。

物質名MIIXレギュラーMIIXアイス紙巻きたばこ
アンモニア2.62 ± 0.732.90 ± 1.7539.3 ± 3.2
ホルムアルデヒド5.28 ± 1.2410.56 ± 2.7956.5 ± 12.1
一酸化炭素検出限界未満測定せず32.8 ± 2.4
ベンゼン検出限界未満検出限界未満97.6 ± 4.7
トルエン検出限界未満検出限界未満188 ± 11

くわしく見たい方はフィリップモリスのページを見たら全ての測定物質の数値が見れますが、すべての物質で発生量は紙巻きタバコの9割以下、もしくは検出限界未満の発生量となっています。

ただし、一部微量でも発生するので、まったく無害というわけではなく、厳密に考えたら害はあると判断ができます。

このように加熱式たばこスティックのタバコ葉には、ニコチンやタール、その他有害物質がごく少ないとはいえ蒸気中に含まれており、リルも少なからず害があることが判断できます。

ただ、他の加熱式タバコよりはマシかなという点は加熱温度が低い点以外もありました。

これはリルハイブリッドのカスタマーに教えてもらいましたが、一般的に加熱式タバコのタバコ葉を直接加熱すると健康を害する成分が発生するため、加熱式たばこデバイスの中にタバコ葉(燃えカス)が残っている状態はタールが発生しやすく好ましくないようです。

ですが、リルハイブリッドは本体に汚れが残らない構造のため、他の加熱式たばこよりも害が発生しにくい仕組みになっているようです!

リルハイブリッドはスティックからヤニ汚れが出にくい

『MIIX(ミックス™)』たばこスティックは底がY字型中空アセテートチューブと呼ばれる形状で作られており、加熱式たばこ内にカスなどが残らない構造になっています。

リルハイブリッド 害

例えば、グローはタバコ葉が剥き出しになっており、吸った後にカスが残ることが多いですが、リルハイブリッドは先端に蓋がされているので、中にあるタバコ葉が落ちないようになっています。

加熱するとヤニを発生する元になるタバコ葉が加熱式タバコの中に落ちないことから、他加熱式たばこより害を発生させにくいと判断できるんですね。

ちなみに、同じ構造のスティックとして、最新のアイコスイルマスティック「テリア 」の先端もこのようになっており、今後はこのような工夫をされたスティックが増えるかもしれませんね。

では、実際に吸った後になにかわかりやすい副作用が発生するのか、こちらも調べてみました。

リルハイブリッドを吸うと皮膚炎などの副作用が発生する可能性がある

リルハイブリッドは商品に同梱されている説明書で、皮膚炎の症状が発生する可能性がある旨が記載されています。

リルハイブリッド 害

具体的には、

  • 顔、唇、舌、歯茎、喉または体の腫れや呼吸困難、喘息なその症状

これらが発生する可能性があるため、その場合は速やかに医師の診察を受ける必要があります。

この症状についてどれくらいの頻度で発生するのか確認するために、リルハイブリッドのカスタマーセンターに電話してみました。

電話で「リルハイブリッドを吸うと皮膚炎になる可能性がありますか?」と確認すると、

リルハイブリッドカスタマー
副作用になる確率についてはご報告できませんが、「唇が晴れる」「身体の一部が熱くなるような」症状をご報告いただくことがあります

と回答頂きました。

リルハイブリッド公式に確認済!鼻詰まりのような症状は報告されていなかった

リルハイブリッドを吸っていると、鼻詰まり症状に悩まされたという副作用を目にしたので、こちらも確認してみると

リルハイブリッドカスタマー
全てのカスタマーに確認してみないと判断が難しいですが、現段階でリルハイブリッドを喫煙して鼻詰まりしたというご報告を受けたことはございません

とのことでした。

まとめると、リルハイブリッドを吸ってみて皮膚炎になる可能性はありますが、鼻詰まりなどは心配しなくていいようでした。

害や副作用症状について情報をまとめてきましたが、使用を控えた方がいい人はいるのかについてもまとめてみました。

妊婦/授乳中の方のリルハイブリッドの使用を控える

リルハイブリッドはニコチンとタールが配合されており、妊婦や授乳中の方の使用を控えるよう記載されています。

購入時の説明書にもこのように記載されています。

リルハイブリッド 害

また、それ以外にも、

  • 心臓に問題がある方
  • 糖尿病の方
  • その他重篤な持病のある方

を対象にした商品ではないと記載されています。

ニコチンやタールなど有害物質が少なからず配合されているからこそ、このような方への使用は控えた方がいいですね。

では、最後に人気な加熱式たばこであるアイコスイルマとリルハイブリッドではどちらが、害が少ないのか比較してみました。

リルハイブリッドとアイコスはどちらが害があるのか、ニコチン・タール量を比較

リルハイブリッドとアイコスではどちらが害があるのかわかっている情報だけを比較すると、ニコチン、タール(健康懸念物質量)とも、加熱温度が低い分リルハイブリッドの方がまだ害が少ないのではないかと判断できました。

アイコスは旧型のIQOS3/2.4と新型のアイコスイルマがリリースされており、それぞれの数値を比較してみました。

リルハイブリッドアイコス3/2.4アイコスイルマ
ニコチン約0.5mg(レギュラー、アイス)約1.32mg(マールボロレギュラー)
約1.21mg(マールボロメンソール)
約1.07mg(銘柄不明)
タール(健康懸念物質)
3機種中一番少ない

3機種中健康懸念物資が多め

アイコス3/2.4よりわずかに少ない
ヤニの発生

※スティック先端が工夫されておりヤニが出にくい


スティックからタバコ葉がこぼれやすく、ヤニが発生しやすい

※スティック先端が工夫されておりヤニが出にくい

ニコチンについては、リルハイブリッドもアイコスも含まれていますが、リルハイブリッドはアイコスの半分の量にとどまっています。

タール(健康懸念物質)については、加熱温度が高いほど発生しますが、リルハイブリッドは測定限界以下の物質が多いのに比べ、アイコスは紙巻きより8~9割程度少ないのですが、どれも一定程度検出されており、その分リスクが高いといえます。

他有害物質発生については、リルハイブリッドもアイコスイルマも先端からタバコ葉が落ちないようにスティックが工夫されているので、こちらも同列と判断できます。

結果として、加熱温度が低い分リルの方がマシなのかなと感じました!

リルハイブリッドよりより害の少ない電子タバコの選択もあり

「より害が少ない電子タバコを…」と考えている方には、リルハイブリッドと同じく液体リキッドを使用しているDrStickTypeX(ドクタースティックタイプX)もおすすめです。

こちらはタールや一酸化炭素の発生がないことはもちろん、ニコチンも入っていないのでより害の少ない電子タバコといえます。

ドクタースティックtypeX一覧

中の成分は厚生労働省から認可された食品添加物しか配合されていません。

特にメンソールは清涼感は強烈でリルハイブリットに勝るとも劣らない強さがあります。

もちろん100%無害とはいえませんが、リルハイブリッドよりもさらに害は少ないと考えられますよ!

ドクタースティックtypeX公式サイト

くわしいスペックや実際に吸った感想はこちらのページをご覧ください!

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ドクタースティックタイプX

まとめ

リルハイブリッド本体とミックス_4種類

リルハイブリッドの害について調べてみました。

リキッドとのハイブリッドタイプとはいえ、アイコスやグローなどの加熱式たばこと同様の害はあると感じました。

ただ、加熱温度が低い分だけ、相対的にタール の発生量が少なく、少しだけまだマシなのかなという印象ですね。

加熱温度が低くても蒸気量が多めで、吸いごたえはしっかりと感じられるリルハイブリッド。

実際に吸ってみた時に感じているいいところと悪いところも忖度なくまとめているので、よければこちらもご覧ください!

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リルハイブリッド
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