こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!
加熱式たばこ「アイコス」の最新機種「アイコスイルマ」シリーズに使用するスティック「テリア(TEREA))」や「センティア(SENTIA)」には、スティックの中に金属片(鉄の板)が入っています。
これは加熱するために必要なパーツですし、吸ったあとはスティックを分解せずに普通のゴミとして捨てても構いません。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!加熱式タバコアイコスイルマ専用たばこのテリアやセンティアの吸い殻吸い殻をどうやって捨てていいのか、迷ってしまう方がいるのではないでしょうか?IQOS公式やゴミを[…]
ちなみにこの金属片、2024年10月に放送された「探偵ナイトスクープ」でも、謎の金属「メタルチップ」の正体として話題になっていました
この金属片の正体はなんなのか、さらにこの資源類が高騰するこのご時世に、この金属片を集めて売ることができるのか調べてみましたのでご覧ください。
アイコスイルマの加熱の仕組み
そもそも、この金属片はアイコスイルマの加熱には絶対に必要なパーツです。
アイコスイルマの加熱の仕組みは、「電磁誘導加熱(IH)」によって、電磁波によって金属片だけに高熱を発生させ、その熱で周りに詰まったタバコ葉を温めて蒸気を発生させています。
そのため、本体にはイルマの前に発売されていたアイコス3のようにヒーターの役割を果たす加熱ブレードがありません。
原理的にはIH炊飯器やIHコンロに近いといえるでしょう。
スティックが挿入されると、周りから磁力が起こり、スティックの中にある金属片に電流が発生し、ついでに300~350℃ほどの高熱も発生するため、周りのタバコ葉が加熱されます。
アイコスイルマの金属片の正体は磁石にくっつくステンレス
アイコスのテリアやセンティアのスティックの中に入っている銀のプレートのように見える金属片の素材はステンレスです。
大きさは縦が4mm、横が12mmで厚さは限りなく薄く、指で簡単に曲がります。(四隅は鋭利になっているので触るときは注意してください)
アイコスの公式サポートにこの金属片の素材を確認したところ、次のような回答がありました。
公式サイトでも次のように説明されています。
たばこスティックの内側にステンレスでコーティングされた金属製の有熱体を内蔵しています。
さらに調べてみると、正式名称は「サセプタ」と呼ばれるもので、ニッケル合金を2層のステンレス鋼が覆う3層構造となっているようです。(出典:(公財)日本中毒情報センター)
TV番組「探偵ナイトスクープ」の金属片の成分分析(画像)でも、ニッケルと鉄がそれぞれ40%以上含まれていることがわかっています。
磁力で熱を発生させるためには、磁石にくっつく金属が必要で、ステンレスには、磁石にくっつくものと、くっつかない種類があります。
テリアやセンティアに使われている金属片は、おそらくステンレスの中でも、磁石にくっつく特性があるSUS400系と呼ばれるステンレスが使用されていると想定されます。
ためしに金属片を磁石に近づけると、ピッタリとくっつきました。
SUS400系は、鉄やクロム、炭素などが含まれ、錆びにくい特性があることから、スプーンや水回りの製品、電化製品にも使われるごく一般的なステンレスなんだそうです。
テリアやセンティアを吸って金属アレルギーは起きる?
スティックの中に金属片が仕込まれていることから、金属アレルギーを心配される方がいらっしゃるようです。
しかし、現実にはほとんど起きにくいと考えられます。
そもそも、この金属片はスティックの中に仕込まれており、中を分解しない限り外に露出はしません。
金属アレルギーのほとんどは直接身体に接触して起きることから、肌に直接触れないかぎりアレルギーが起きることはありません。
また、金属片が加熱によって溶け出して蒸気に含まれるわけでもありません。
基本的に心配する必要はないと思いますがどうしても不安な方は金属片の入っていないグローハイパーやプルームXなどに乗り換えることをおすすめします。
金属片は売れるのか?
この金属片は加熱しても変形することはないので、吸い殻を分解しても基本的には原形がそのまま残ります。
ここでふと考えたのが、「この金属、かき集めたら売れるかもしれない…」ということ(笑
というのも、ワタシ、パパ中西の若きウン十年前、まだマイルドセブン・スーパーライトやキャスターなどをスパスパ吸っていた頃、とある友人の家に行くと、灰皿はあるのになぜかたばこの灰をコカコーラのペットボトルに入れていました。
なぜ??と問うと、その友人曰く、タバコの灰は農作物のいい肥料になるらしく、灰だけ集めて園芸屋に売ると1.5リットル5,000円で買い取ってくれるとのこと。。
その後本当に売りにいったのかは不明で、そもそもそんなシステムがあるのかも今となってはわかりませんが。。
加熱式タバコでは灰が出ないので同じことはできませんが、吸い殻を有効活用する点ではなんだか似たような感じがしてしまいました。。(苦笑
特に金属類ってアルミ缶などでも買い取り価格が高騰していると聞きますし、チリツモで集めたらそこそこの小遣いになりそうな感じもします。
というわけで、実際どれくらいの手間がかかるのかシミュレーションしてみることに。
金属を売る場合は重さ単位になると思うので、まずは金属片の重さを調べてみます。
一枚だけだと全然反応しないので、5枚置いてみると、やっと0.1gに。
1枚あたり0.02g程度と想定され、1g集めようと思うと50本分、タバコ2箱半は必要で、相当数を集めないと、そこそこの重さにはなりませんね。
で、肝心の金属の買取価格を調べてみます。
SUS400系のステンレスと想定して、いくつかの金属買い取りのホームページを調べてみると、なんと、1kgあたり40円~60円と驚きの低価格(笑
相場は日々変動するみたいなので、参考までに各買取業者様のページをご覧ください。(金属片を買い取ってくれるかはまではわかりません)
磁石にくっつくSUS400系のステンレスはレアメタルでもなんでもなく、業界的には鉄屑扱いの金属みたいです。。。
1kg=1000gにしようと思うと、テリアやセンティアを50,000本、占めて2,500箱吸わなければなりません(爆
1日1箱吸ったとしても6年半かかりますね。。
これだけがんばってかき集めたとしても買取価格はたった50円…。
毎回吸い殻から取り出す手間も考えてたらやらないほうが賢明ですね。。
メタルチップが出る吸い殻は絶対ポイ捨てしない!
先日紹介された「探偵ナイトスクープ」では、吸い殻から露出した金属片を少年が道端から拾い集めて謎のメタルチップとして紹介されていました。
テリアやセンティアのスティック自体は、フィルターに覆われており、てっきり露出するものではないと思っていましたが、路上に捨てた吸い殻が劣化して金属片だけが残ってしまうことが多いようです。
最初に書いた通り、金属片は薄くて鋭利なため、何も知らない人が触るととても危険です。
道端に金属片だけがちらかってしまうと、新たな社会問題も発生するため、間違ってもポイ捨ては絶対にやめましょう!
まとめ
テリア、センティアのスティックの中にある金属片についてご紹介しました。
金属片の正体はニッケルとステンレスでできた合金で、さらに磁石にくっつく特性があることから、200種類以上あるステンレスの中でもSUS400系のステンレスと想定されます。
SUS400系のステンレスは金属類の中でも安価な部類に入り、かき集めて売ろうとしても大したお金にはなりませんので、ワタシとしては、金属片を集めることはオススメしません。
金属片自体は薄くて、角が尖っているので、慎重に取り扱わないと、指を切ってしまうトラブルも起こりかねず、取り出すこと自体をおすすめできません。
テリアやセンティアのスティックは、分解せずにそのまま捨ててもまったく問題ありません。
逆に分解して捨てることは収集時の事故につながる恐れもあります。
当然ながら吸い殻をポイ捨てすると、中の金属片が露出して拾った方がケガをしたりすることもあるのでしっかりと灰皿などに捨てましょう。
テリア/センティアスティックの吸い殻の捨て方についてはこちらをご覧ください。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!加熱式タバコアイコスイルマ専用たばこのテリアやセンティアの吸い殻吸い殻をどうやって捨てていいのか、迷ってしまう方がいるのではないでしょうか?IQOS公式やゴミを[…]