こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!
アイコス(IQOS)を吸っていて「これって結局タールは何ミリなの?」と気になったことはありませんか?
紙巻きタバコなら必ず箱に書いてある「ニコチン・タール量」ですが、アイコスのテリアやセンティアには銘柄ごとの表示はなく、現在公開されている情報をまとめると次のようになります。
- アイコスにもニコチン・タールは含まれる(含有量ゼロではない)
- ニコチン量:1本あたり0.65〜0.89mg(テリア11銘柄/国立保健医療科学院の調査値、11銘柄平均0.78mg)
- タール量:1本あたり9.2〜13.7mg(同調査値/11銘柄平均は約11.2mg)
- 箱に表示がない理由:加熱式たばこには「たばこ事業法」上の表示義務がないため
- センティアの数値は不明:公式発表も試験機関による測定データも確認できません(2026年8月時点)
なお、IQOS公式(フィリップモリス)の試験結果では、1本あたり約1.07mgのニコチン量が公表されています。
ただし、これらの数値は公式・調査値ともに紙巻きタバコとは異なる測定法で計測されたもので、紙巻きタバコの「何ミリ」と全く同じ感覚で比べることができず、あくまで参考程度にご覧いただければと思います。
こちらのページでは、テリア11銘柄の数値一覧から、センティアに数値がない理由、グローやプルームとの比較まで、まとめてご紹介していきますね!
アイコスのニコチン・タール量一覧(テリア11銘柄)
まずは国立保健医療科学院の調査で測定された、アイコスイルマの「テリア」11銘柄のニコチン量・タール量を一覧にまとめると次のようになります。(出典:新規加熱式たばこ製品から発生する有害化学物質の分析:令和3年)
| 銘柄 | ニコチン量 | タール量 |
|---|---|---|
| テリア リッチレギュラー | 0.89mg/本 | 11.7mg/本 |
| テリア レギュラー | 0.88mg/本 | 10.2mg/本 |
| テリア ミント | 0.85mg/本 | 10.6mg/本 |
| テリア パープルメンソール | 0.80mg/本 | 12.5mg/本 |
| テリア スムースレギュラー | 0.79mg/本 | 9.2mg/本 |
| テリア メンソール | 0.79mg/本 | 13.7mg/本 |
| テリア イエローメンソール | 0.76mg/本 | 11.1mg/本 |
| テリア ブライトメンソール | 0.74mg/本 | 11.3mg/本 |
| テリア ブラックメンソール | 0.70mg/本 | 12.2mg/本 |
| テリア トロピカルメンソール | 0.68mg/本 | 11.1mg/本 |
| テリア バランスドレギュラー | 0.65mg/本 | 9.4mg/本 |
ニコチン量・タール量ともに、紙巻きタバコとは異なる測定法(HCI法ベース)による数値で、各銘柄の詳細は、このあとのランキングで順番にご紹介します。
テリアでニコチン量が最も多いのはリッチレギュラーの0.89mg/本、最も少ないのはバランスドレギュラーの0.65mg/本です。
タール量で見ると、最も多いのはメンソールの13.7mg/本、最も少ないのはスムースレギュラーの9.2mg/本となっています。
オアシスパールなど、この一覧に載っていない銘柄について
上の表は令和3年(2021年)の調査時点で発売されていた「テリア」11銘柄のみが対象のため、次の銘柄についてはニコチン量・タール量の測定データが確認できていません。
- センティア(SENTIA)全銘柄…公式発表・試験機関の測定ともに確認できず
- 調査後に発売されたテリアの新銘柄…オアシスパール、ルビーレギュラーなど
いずれも「数値が公表されていない」だけで、ニコチンやタールが含まれていないわけではありません。センティアについては、このあと詳しくご紹介しますね。
アイコスの箱にニコチン・タール量が表示されていない理由

アイコスの箱に紙巻きたばこのようにニコチン・タール量が表示されていない理由は、加熱式たばこには法律上の表示義務がないためです。
これはアイコスをはじめ、プルーム、グローといった加熱式たばこ全般で同じで、紙巻きタバコのニコチンタール量は「たばこ事業法」で表示義務が定められていますが、加熱式タバコではその決まりがありません。
- 紙巻きたばこ:ニコチンタール量の表示義務あり
- 加熱式たばこ:ニコチンタール量の表示義務なし
表示義務はなくとも勝手に書くこともできますが、表示してしまうと、ニコチン/タールに関する健康注意文言などを今まで以上にはっきり表示することが義務付けられるため、わざわざ表示していないのが現状のようです。
そしてこの「表示義務がない」という事情は、センティアに数値が見当たらない理由にもつながっています。
アイコスのニコチン量の出典は2つある(公式値と調査値の違い)

アイコスのニコチン量を調べていると、数値が2種類出てきて混乱しがちです。
これはIQOS公式の発表と、国立保健医療科学院の調査という別々の出典があるためです。それぞれ何を測ったものなのか、簡単にご紹介します。
①IQOS公式(フィリップモリス)の発表…約1.07mg/本
IQOSのメーカーであるフィリップモリスでは、アイコスに含まれる有害物質量の試験結果をメーカーホームページで公開しています。
それによると1本あたりのニコチン量は約1.07mgと表記されています。
ただしこのページには具体的な銘柄名が書かれておらず、「プラットフォームTHS 3.0」がIQOS ILUMAに相当とされているのみです。
測定成分にメンソールが含まれていないため、この銘柄はおそらくスタンダードな「テリア・レギュラー」であると推測されます。
②国立保健医療科学院の調査…0.65〜0.89mg/本
令和3年(2021年)に発表された「新規加熱式たばこ製品から発生する有害化学物質の分析」で、銘柄ごとのニコチン量が公開されています。冒頭の一覧表は、この調査の数値です。
こちらはアイコスイルマ初期に発売された「テリア」11銘柄が調査対象で、1本あたりの主流煙に含まれるニコチン量の平均は、11銘柄で0.78mg/本となっています。
なお、この調査で測定されたのはテリア銘柄のみで、センティアは現在に至るまで調査されていることが確認できません。センティアについては、このあとのセクションで詳しくご紹介します。
2つの数値が違う理由と、どちらを見ればいい?
同じ「テリア レギュラー」でも、公式は約1.07mg、調査値は0.88mgと差があります。
これは測定方法や試験条件が異なれば数値も変わるためで、どちらかが間違っているというわけではなく、それぞれ別の試験で得られた数値なので、単純にどちらが正しいと決められるものではありません。
実用的には、数値の絶対値よりも「銘柄ごとの相対的な差」を参考にするのがおすすめで、どの銘柄が強めでどれが軽めなのかは、同じ試験内で比較された調査値のほうが掴みやすいと思いますよ。
ここからは、ニコチン量の1本あたりの主流煙に含まれる平均値が多い銘柄順にご紹介します。
ただし、IQOS公式発表や国立保健医療科学院の調査は、紙巻きタバコと違う方法で測定された数値であるため、このあとにご紹介する注意点と合わせてご覧ください。
アイコスのニコチン量ランキング(少ない順・多い順)【テリア11銘柄】

ニコチン量が公開されているテリア11銘柄を、ニコチン量の順に並べてご紹介します。
ニコチン量が最も少ないのは「テリア バランスドレギュラー」の0.65mg/本、最も多いのは「テリア リッチレギュラー」の0.89mg/本です。
軽めの銘柄を探している方向けに、ニコチン量の少ない順トップ3はこちらです。
- テリア バランスドレギュラー…0.65mg/本
- テリア トロピカルメンソール…0.68mg/本
- テリア ブラックメンソール…0.70mg/本
ここからはレギュラー・メンソールに分けて、ニコチン量の多い順に各銘柄の吸いごたえや味の特徴をご紹介していきますね。
レギュラー4銘柄のニコチン量ランキング
1位:テリア リッチレギュラー…0.89mg/本
アイコステリアのレギュラー4銘柄の中で最も高いニコチン量は「テリア リッチレギュラー」でした。
アイコスレギュラーの中では最も吸いごたえが高く、落ち着いたモルツの香りが特徴で人気も最も高いフレーバーで、測定された中ではニコチン量も最も高いことに納得できますね。
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2位:テリア レギュラー…0.88mg/本
2位は、リッチレギュラーと0.01mg差の「テリア レギュラー」でした。
リッチレギュラーより香りを引き立てた、アイコスのスタンダードな銘柄です。
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3位:テリア スムースレギュラー…0.79mg/本
3位は、お茶風の香りが香ばしい「テリア スムースレギュラー」でした。
上位2銘柄に比べると実際吸っても吸いごたえはやや軽く、ニコチン量も少ない結果となっています。
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4位:テリア バランスドレギュラー…0.65mg/本
4位は、ハーブの香りが香ばしい「テリア バランスドレギュラー」でした。
こちらもテリアのレギュラーの中では吸いごたえは比較的軽く、測定された11銘柄の中で最もニコチン量が少ない結果となっています。
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メンソール7銘柄のニコチン量ランキング
1位:テリア ミント…0.85mg/本
メンソールの中で最もニコチン量が多い結果となったのは、「テリア・ミント」でした。
ほどよく強いメンソールにミントの香りと甘いバニラの香りをほのかに効かせたフレーバーで、体感的な吸いごたえもメンソールの中では高めです。
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2位:テリア パープルメンソール…0.80mg/本
2位は、ベリー系の銘柄として人気の高い「テリア パープルメンソール」です。
辛味を伴った強いメンソールと、ダークベリーのほのかな香りの漂うフレーバーです。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!今日はIQOSイルマ専用たばこ「テリア パープルメンソール」を吸い倒してみて、味や感想についてレビューしてみたいと思います。実際に吸ってみると、強いメンソールに[…]
3位:テリア メンソール…0.79mg/本
3位は、一番スタンダードな「テリア メンソール」です。
IQOSの中では全フレーバー中最も人気が高く、メンソールの強さと吸いごたえのバランスの良さが特徴となっています。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!今日はIQOSイルマ専用たばこ「テリア・メンソール」を吸い倒してみて、味や感想についてレビューしてみたいと思います。アイコスを代表する最もスタンダードなメンソー[…]
4位:テリア イエローメンソール…0.76mg/本
4位は、上位銘柄と少し離れて「テリア イエローメンソール」となりました。
強メンソールに苦みあるシトラスのフレーバーの香りが十分に楽しめるフレーバーです。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!今日はIQOSイルマ専用たばこ「テリア・イエローメンソール」を吸い倒してみて、味や感想についてレビューしてみたいと思います。実際に吸ってみると、柑橘系のシトラス[…]
5位:テリア ブライトメンソール…0.74mg/本
5位には、イエローメンソールと同じシトラス系フレーバーのブライトメンソールがランクインしました。
ニコチン量はわずかに少ない程度ですが、喫味は軽めで爽快感に振り切れたフレーバーとなっています。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!今日はIQOSイルマ専用たばこ「テリア・ブライトメンソール」を吸い倒してみて、味や感想についてレビューしてみたいと思います。実際に吸ってみると、グリーンフルーツ[…]
6位:テリア ブラックメンソール…0.70mg/本
6位は、テリアでは最も強メンソールの「ブラックメンソール」となりました。
シンプルに強いメンソールの清涼感を表現したからか、ニコチン量は他銘柄よりも少ない結果となっています。
メンソールは最強クラスなのにニコチン量は下から2番目という、メンソールの強さとニコチン量が一致しない良い例ですね。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!「テリア ブラックメンソール」は、テリア全銘柄の中でも最強クラスの強メンソールスティックとなっていますが、実際にどんな味なのか気になる方は多いのではないでしょうか?[…]
7位:テリア トロピカルメンソール…0.68mg/本
メンソール銘柄の中で最も低いニコチン量だったのが、テリア トロピカルメンソールでした。
ドライな辛口感を効かせた強めのメンソールで、わずかなマンゴー系の味わいが特徴です。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!今日はIQOSイルマ専用たばこ「テリア トロピカルメンソール」を吸い倒してみて、味や感想のレビューを書いてみたいと思います。実際に吸ってみると、ドライな辛口感を[…]
センティア(SENTIA)のニコチン・タール量は何ミリ?
センティアのニコチン量・タール量は公表されていません。IQOS公式からの発表はなく、国立保健医療科学院をはじめとする試験機関による測定データも、2026年8月時点で確認できていません。
センティアもテリアと同じく、箱への記載義務がないほか、令和3年(2021年)の国立保健医療科学院の調査は、当時発売されていたテリア11銘柄が対象で、センティアの日本発売はその後の2023年のため、調査時には存在していませんでした。
体感値ではテリアより軽めの吸いごたえでニコチン・タール量は少ない?
実際に両方を吸ってみた体感としては、センティアはテリアに比べて吸いごたえがやや軽め、キック感も控えめで、体感的にはテリアよりもニコチン・タール量は少ないと感じます。
とはいえ、これはあくまでワタシが吸ってみた官能評価であって、現時点では数値的なデータは存在せず、数値としては「不明」が現時点での正確な答えになります。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!加熱式たばこ「アイコスイルマ」で吸える専用タバコには、「TEREA(テリア)」と「SENTIA(センティア)」の2つのブランドがあり、「センティアとテリアって何が違うの[…]
センティアの銘柄ごとの吸いごたえを知りたい方は?
ニコチン量の数値では比較できませんが、実際に吸ったときの強さや味わいの違いはこちらのページで紹介しています。
軽めの銘柄・重めの銘柄を選びたい方は、こちらを参考にしてみてください。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!IQOSイルマ専用たばこ「SENTIA(センティア)」は、2026年現在20種類のフレーバーが発売され、初めての方はどれを選べばいいのか迷ってしまいそうですね。[…]
紙巻きたばことアイコスではニコチン・タール量の測定法が違う

加熱式タバコと紙巻きタバコではニコチン量の測定方法が違い、同じ土俵で比較することができません。
紙巻きタバコの箱で見るニコチン量の測定にはISO法が使われていますが、加熱式タバコのニコチン量の測定にはHCI法という方法が主に使われています。
HCI法は吸引量が多く吸うペースも早いため、同じたばこを測ってもISO法より数値が多めに出る傾向があります。アイコスの数値が紙巻きタバコの「何ミリ」より大きく見えることがあるのは、この測定条件の差が理由のひとつです。
今回ご紹介したIQOS公式や国立保健医療科学院の測定方法を並べると次のような違いがあります。
| IQOS公式 | 国立保健医療 科学院 | 紙巻き タバコ | |
|---|---|---|---|
| 測定法 | ISO 20778 (HCI法ベース) | HCI法 | ISO法 (ISO10315) |
| 1本の 基準 | 9回 | 12回 | 燃え尽きる まで無制限 |
| 1回の 吸引量 | 55mlを2秒間 | 35mlを 2秒間 | |
| 吸引 間隔 | 30秒に1回 | 60秒に 1回 | |
紙巻きタバコの場合
紙巻きタバコのニコチン量の測定方法は、たばこ事業法に基づく財務省令で指定されており、基本はISO法(ISO10315)に準拠しています。
簡単にいえば、たばこが燃え尽きるまで、1回あたり35mlの吸引量で2秒間、60秒に1回の間隔で吸引し、その範囲で採集できたニコチン量を用いています。
どのタバコも共通したISO法で計測されているため、比較がしやすい反面、吸引量や吸引間隔がHCI法より少ないため、ニコチン量も少なめに出る傾向があります。
加熱式タバコの場合
加熱式タバコのニコチン量の測定方法は、紙巻きタバコのように省令で決められておらず、主にHCI法に準拠した方法が用いられています。
HCI法とは、カナダ保健省が提唱している測定法で、よりヒトの喫煙の実態に近い吸い方を再現しているのが特徴です。
加熱式たばこはそもそも燃えないため、「何回吸ったら終わり」という上限の吸引回数を決めて測定し、具体的な条件は次のとおりです。
- 1回あたりの吸引量:55ml(紙巻き=35mlの約1.5倍)
- 1回あたりの吸引時間:2秒間
- 吸引の間隔:30秒に1回(紙巻き=60秒に1回の2倍のペース)
- 上限の吸引回数:IQOS公式は9回/国立保健医療科学院は12回
このように、HCI法は紙巻きタバコのISO法よりも吸引量が多く、吸うペースも早いため、その分ニコチン量も多めに出る傾向があります。
なお、吸引回数の少ないIQOS公式(9回)のほうが、国立保健医療科学院(12回)よりもニコチン量が多く出ていますが、これは吸引回数以外にも細かな測定条件の違いがあるためと考えられます。
アイコスのタール量は何ミリ?
国立保健医療科学院の調査によると、テリア11銘柄のタール量は1本あたり9.2〜13.7mg、平均約11.2mg/本です。
「新規加熱式たばこ製品から発生する有害化学物質の分析」では、ニコチン量とともにタール量も測定されています。銘柄ごとの数値は、冒頭の一覧表をご覧ください。
タール量が最も多い銘柄・少ない銘柄
- 最も多い…テリア メンソール(13.7mg/本)
- 最も少ない…テリア スムースレギュラー(9.2mg/本)
ここで注目したいのが、ニコチン量の順位とタール量の順位は一致しないという点です。
たとえばニコチン量が最も多かったリッチレギュラー(0.89mg)のタール量は11.7mgで、11銘柄中4番目。逆にタール量トップのメンソール(13.7mg)は、ニコチン量では5番目にとどまります。
また銘柄の系統別に平均を出してみると、レギュラー4銘柄が約10.1mg、メンソール7銘柄が約11.8mgとなり、メンソール銘柄のほうがタール量は多めに出る傾向が見られます。ニコチン量ではレギュラーが上位を占めていたのとは逆の結果ですね。
ただし、こちらもニコチン量以上に、紙巻きタバコのタール量と同じ土俵で比べられる数値ではありません。
そもそもタールとは?紙巻きたばことの定義の違い
タールとは、「煙から発生する粒子状のいろいろな成分の固まり」のことをいいます。
紙巻きたばこにおけるタール量は、「煙から採集できた粗タールから水分とニコチンを差し引いたもの」と財務省の通達により決められています。
一方、アイコスイルマのような加熱式たばこは、たばこ葉を燃やさずに加熱するため、発生するのは煙ではなくエアロゾル(蒸気)です。そのため加熱式タバコにおけるタール量は、「たばこ主流煙中の総粒子状物質から水分とニコチンを差し引いた数値」として計測されています。
煙とエアロゾルでは、含まれるいろいろな物質の構成も変わっていますし、そもそも測定法がISO法よりも多めに出るHCI法で計測されているため、紙巻きタバコと単純に比較できないことにご注意ください。
IQOSのタールに含まれる健康懸念物質はどれくらい?
タバコにおけるタールの中には、人体に影響を与える健康懸念物質が含まれています。
IQOSの発売元であるフィリップモリスでは、タールに含まれる、人体に害を与えそうな「健康懸念物質」を54種類ピックアップしてそれぞれの量を公開しています。
一覧はこちらよりご覧ください。
- アイコス 健康懸念物質量一覧
成分 量 アンモニア 10 ± 0.253 ホルムアルデヒド 9.03 ± 0.344 アセトアルデヒド 158 ± 4.06 アクロレイン 7.95 ± 0.302 ブチルアルデヒド 14.1 ± 0.45 アセトン 25.4 ± 0.861 クロトンアルデヒド <3.29 プロピオンアルデヒド 8.83 ± 0.374 メチル-エチル-ケトン(MEK ) 5.42 ± 0.232 シアン化水素 2.62 ± 0.185 水銀 1.62 ± 0.128 カドミウム <0.075 クロミウム <2.5 鉛 <0.5 ニッケル <5 ヒ素 <0.75 セレン <0.4 一酸化窒素 (NO) 8.95 ± 0.406 窒素酸化物 (NOx) 9.8 ± 0.493 アセトアミド 2.04 ± 0.146 アクリルアミド 0.773 ± 0.0504 ピリジン 4.77 ± 0.258 キノリン <0.011 スチレン 0.259 ± 0.0214 ニトロベンゼン <0.011 ヒドロキノン 5.5 ± 0.377 レゾルシノール <0.016 カテコール 8.44 ± 0.46 フェノール 0.989 ± 0.0395 m-クレゾール 0.0198 ± n.a. p-クレゾール 0.0454 ± 0.00467 o-クレゾール 0.0476 ± 0.00352 ピレン 5.26 ± 0.372 ベンゾ[a]アントラセン 1.28 ± 0.0999 ベンゾ[a]ピレン 0.6 ± 0.0438 ジベンズ[a,h]アントラセン <0.124 1,3-ブタジエン 0.14 ± 0.0125 イソプレン 1.54 ± 0.118 アクリロニトリル <0.107 ベンゼン 0.348 ± 0.021 トルエン 1.08 ± 0.0355 酸化エチレン 0.165 ± 0.00145 酸化プロピレン 122 ± 7.56 塩化ビニル <0.657 o-トルイジン 0.887 ± 0.0292 1-ナフチルアミン <0.027 2-ナフチルアミン <0.012 3-アミノビフェニル 0.0041 ± n.a. 4-アミノビフェニル 0.0053 ± n.a. N-ニトロソアナバシン(NAB) 2.57 ± 0.248 N-ニトロソアナタビン(NAT) 18.2 ± 1.47 N-ニトロソノルニコチン(NNN) 10.6 ± 0.651 4-(メチル-ニトロサミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン(NNK) 8.95 ± 0.544 一酸化炭素(CO) 0.324 ± 0.0385
しかしこれだけだと、健康懸念物質が紙巻きタバコに比べて多いか少ないか判断が難しいですよね。
比較できるものとして、フィリップモリスのサイトでは、旧型のアイコスと紙巻きたばこの健康懸念物質量を比較しているデータも公開されています。
旧型アイコスとアイコスイルマでは微妙に数値は異なりますが、参考として紙巻きたばことの有害物質量の違いをご覧ください。
- アイコスと紙巻きタバコの有害物質量の比較
成分 アイコスレギュラー 紙巻きタバコ 1-ナフチルアミン 0.077 20.8 ± 1.3 2-ナフチルアミン 0.046 ± 0.008 11.0 ± 0.6 3-アミノビフェニル <0.032 3.77 ± 0.47 4-アミノビフェニル <0.051 3.26 ± 0.12 ヒ素 <1.13 8.51 ± 0.34 カドミウム <0.350 <0.350 クロミウム <0.55 <0.55 クロトンアルデヒド 4.14 ± 0.23 68.8 ± 14.4 ジベンズ[a,h]アントラセン <0.100 1.70 ± 0.11 エチレンオキシド 0.201 ± 0.014 29.4 ± 2.0 シアン化水素 4.81 ± 0.35 493 ± 78 鉛 <3.35 37.0 ± 0.7 m-クレゾール 0.029 ± 0.004 3.03 ± 0.08 水銀 1.17 ± 0.05 4.80 ± 0.13 ニッケル <0.55 <0.55 ニトロベンゼン <0.188 8.62 ± 1.10 p-クレゾール 0.072 ± 0.008 9.17 ± 0.44 キノリン <0.012 0.513 ± 0.023 レゾルシノール 0.041 ± 0.003 1.85 ± 0.08 セレン <0.550 1.62 ± 0.32 塩化ビニル <3.54 9.67 ± 2.0
旧型アイコスと紙巻きたばこを比べると、ごく一部量が同じ数値の成分もありますが、ほとんどが紙巻きたばこに比べてかなり少なくなっており、逆にアイコスのほうが多くなっている有害物質は見当たりません。
タール量そのものについては紙巻きとは比較できませんが、公開されているデータ上は、発生する健康懸念物質はアイコスのほうが少ないという結果になっています。
ただし、これは「健康懸念物質が少ない=体への影響が少ない」と言い切れるものではありません。アイコスもニコチンを含むたばこ製品であり、健康リスクがゼロになるわけではない点にはご注意くださいね。
グローやプルームとのニコチン・タール量の比較は?
アイコス以外の加熱式たばこのニコチン量が気になる方も多いと思います。グローやプルームを含めた5大ブランドの比較は、こちらの記事でランキング形式にまとめていますので、あわせてご覧ください。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!アイコス、グロー、プルームXといった「加熱式たばこ」は、紙巻きタバコでは表示されている「ニコチン・タール量」は、銘柄ごとに表示されていません。ただ、吸う側として[…]
ニコチン・タールゼロで吸える代替品はある?
ニコチンの害が気になる方は、アイコス本体をそのまま使えるニコチンゼロスティックと、ニコチン・タールゼロの電子タバコを代わりの候補として試してみてはいかがでしょうか?
現在コンビニでも販売されており、入手しやすくて人気のアイテムをご紹介します。
アイコス対応のニコチンゼロスティック

アイコス(IQOS)には、公式で発売されている「テリア」「センティア」の他に、非公式品でニコチンが含まれていない(ニコチンゼロ)のスティックが多数発売されています。
これらはどれも、たばこ葉の代わりに茶葉を使うことにより、ニコチンの含有量をゼロにしたスティックになっています。
中でもアイコスイルマ対応の「The third IZUMI」や「ニコレス」は、コンビニでも買うことができるので、ニコチンを控えたい方は検討してみてはいかがでしょうか?
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!加熱式たばこアイコス(IQOS)には、非公式ながら茶葉を使ったニコチンゼロの互換性のあるたばこスティックが多数発売されています。このページでは、加熱式たばこ全種[…]
ニコレスベイプ

とりあえず電子タバコを気軽に試してみたいなら、ニコチン・タールゼロのニコレスベイプがおすすめです。
ニコレスベイプは、使い捨てタイプの電子タバコで、待ち時間ゼロで1本あたり700回以上吸うことができ、ちょうどアイコスのフレーバー3箱分に相当します。
定番メンソールからフレーバーメンソールまで6種類が販売され、吸った時の蒸気量が多く、さらにフレーバーによっては蒸気のコクも高く、ニコチンゼロなのに吸った感も十分感じることができます。
ファミマをはじめ、セブン、ローソンなど幅広いコンビニで販売され、入手しやすいことも特徴です。
ドクターベイプ

ドクターベイプは、液体リキッドから蒸気(VAPE)を発生させるニコチン・タールゼロの電子タバコです。
専用の本体に加え、交換式の液体リキッドカートリッジを使って充電して繰り返し使うことができます。
待ち時間ゼロでメンソールはそこそこ強度の高い清涼感を感じられ、加熱式タバコにはない果実感を感じられて悪くないですよ!
フレーバーの種類も9種類と豊富で、交換したい場合は、ファミマなどのコンビニで買えるので、入手もしやすい電子タバコです!
アイコスのニコチン・タール量に関するよくある質問
アイコスは何ミリですか?
テリア11銘柄のニコチン量は0.65〜0.89mg/本、タール量は9.2〜13.7mg/本です(国立保健医療科学院の調査値)。ただし紙巻きたばこの「◯ミリ」とは測定方法が異なるため、同じ数値として比較することはできません。
センティアは何ミリですか?
センティアのニコチン量・タール量は公表されていません。IQOS公式の発表も、試験機関による測定データも2026年8月時点で確認できていません。数値が不明なだけで、ニコチンは含まれています。
アイコスにタールは入っていますか?
加熱する時に発生します。ただし加熱式たばこは葉を燃やさないため、紙巻きたばこの「煙」とは成分の構成が異なります。
アイコスでニコチンが一番少ない銘柄はどれですか?
測定された11銘柄の中では「テリア バランスドレギュラー」の0.65mg/本が最も少ない数値でした。次いでトロピカルメンソール(0.68mg)、ブラックメンソール(0.70mg)と続きます。
アイコスは紙巻きたばこの何ミリに相当しますか?
相当する数値に換算することはできません。紙巻きたばこはISO法、加熱式たばこはHCI法という別々の測定方法が使われており、HCI法のほうが吸引量が多くペースも早いため、数値が大きめに出る傾向があります。銘柄同士の相対的な強弱を比べる目安としてご覧ください。
まとめ
アイコスのニコチン・タール量について、公表されているデータをまとめてご紹介しました。
- ニコチン量…テリア11銘柄で0.65〜0.89mg/本(平均0.78mg)
- タール量…テリア11銘柄で9.2〜13.7mg/本(平均約11.2mg)
- IQOS公式発表…約1.07mg/本(銘柄の明記なし)
- センティア…公式・試験機関ともに測定データなし(2026年8月時点)
- 箱に表示がない理由…加熱式たばこには表示義務がないため
いちばんお伝えしたいのは、これらの数値を紙巻きたばこの「◯ミリ」と同じ感覚で比べることはできないということです。
加熱式たばこの測定に使われるHCI法は、紙巻きたばこのISO法より吸引量が多く吸うペースも早いため、数値が多めに出ます。「アイコスは10ミリ以上あるのか」と驚く必要はありませんが、逆に「加熱式だから安心」ということでもありません。
数値そのものより、銘柄ごとの相対的な強弱を選ぶめやすとして使っていただくのが、いちばん実用的だと思いますよ。
アイコスは「禁煙のための道具」ではなく、「満足感を損なわずにリスクを低減するための選択肢」と言え、周囲への配慮やニオイ対策をしたい方にもおすすめです。
センティアのように数値がわかっていない銘柄も多いので、吸いごたえで選びたい方は、銘柄ごとのレビュー記事も参考にしてみてください!
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!「アイコスイルマ」や「アイコスイルマワン」で吸えるスティック(タネ)は、2026年現在「テリア(620円)」と「センティア(570円)」の2つのブランドから46種類の銘[…]
