こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!
加熱式たばこ「グローハイパー」に対応するたばこスティックには、2024年に入ってから新技術「StickSeal™テクノロジー」が搭載されています。
このスティックを使っていると、グローには必須の定期的な掃除が不要になるという触れ込みなのですが、実際のところ、汚れはつかなくなるのか新品のグローハイパーを使って検証してみました。
気になる方はご覧ください。
スティックシールテクノロジーとは?
スティックシールとはテクノロジー、スティックの先端6mmほどの部分にフィルターと似たような材質の素材が装着され、今まで露出していたタバコ葉が見えないようになっています。
これにより、加熱喫煙時のタバコ葉のこぼれ落ちを防ぐ効果があり、そもそも汚れが落ちないから、掃除も不要になるというロジックのようです。
先端にフィルターがついただけで、中身の味や吸いごたえは基本変わらないとされています。
ライバルの加熱式たばこの「アイコスイルマ」や「プルームX」は掃除不要なので、これが本当ならば、ライバル機に並ぶ効果が期待できますね。
StickSeal™テクノロジーが搭載されているタバコ
「StickSeal™テクノロジー」が搭載されているタバコは2024年10/15時点で「ラッキーストライク」「ネオ」「ケント」全種類です。
「ネオ」を皮切りにブランド別に段階的にスティックシールが装着されてきましたが、最後に残ったケントは、10/15出荷分からパッケージデザインが変更され、30円値上げの480円になると同時にスティックシールも搭載されました。
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そのため、現在ではグローハイパーすべてのタバコにスティックシールが標準搭載されています。
スティックシールが搭載される理由
グローにスティックシールが搭載される理由は、本体デバイスの使用時に必要な掃除の手間を省くためです。
グローハイパーは、スティックを一定本数吸うごとに汚れが発生するため、定期的な掃除が必要であると、説明書に書かれています。
本体ごとに細かな違いはあるものの、最新機種のグローハイパープロの場合は次のとおりです。
- 5回喫煙ごと:本体底面の裏蓋を開けて液体をティッシュなどで拭き取る
- 20回喫煙ごと:スティックの差し込み口や本体底面に内部のクリーニングブラシを入れて掃除する
この汚れの原因は、加熱時に落ちるタバコ葉の燃えカスや、蒸気の中に含まれるヤニ成分です。
掃除せずそのまま吸い続けていると、これらの汚れのせいで喫味が悪化するほか、スティックが差し込みにくくなり、中折れしてしまう原因にもなってしまいます。
実際、数箱吸ってみて付属のブラシで掃除してみると、少しですが挿入口の中からヤニの塊のようなものがでてくるので、クオリティを保つにはやはり掃除することは必須といえるでしょう。
【検証】StickSeal™テクノロジーで本当に掃除不要になるのか?
では、本当にスティックシールテクノロジーのたばこを使えば掃除が不要になるのか検証してみたいと思います。
ちょうど2024/8/6に新型「グローハイパー」が発売されたので、まっさらの新品を使うことで汚れの具合もわかりやすくなると思います。
検証中はスティックシール搭載銘柄のみを喫煙し、次のような条件で検証を行いました。
- 検証本体:グローハイパーの新品
- 使用スティック:ネオ スムースタバコ、ラッキーストライクリッチ・タバコ、ネオ クラシックタバコ
- 検証期間:対象3銘柄を一箱ずつ、合計3箱吸ってみてその後ブラッシングして汚れの具合を検証する
グローハイパーの実際の汚れはスティックシールでどれくらい変わる?
これまでの経験上、1箱だとわかりやすい汚れが出にくいため、3箱吸いきった時点で掃除してみてどれだけ汚れが出るか検証しています。
掃除前にまずは裏フタを開けて挿入口を確認してみます。
通常掃除せずにほうっておくと、底に汚れが溜まって穴の先が見えなくなるのですが、スティックシールのあるタバコだけ吸うと3箱吸ってもちゃんと見えますね。
底面にもヤニの液体が溜まっているときもありますが、見る限りにはほとんど汚れはありません。
付属のブラシで上下の穴からブラッシングしてみると、普段だったらポロポロと細かいカスが落ちてくるのですが、今回ばかりは何度こすってもでてくることはありませんでした。
掃除しないまま何十箱も吸ってるとなにかが溜まるかもしれませんが、少なくともタバコ葉の脱落が防止されていることは間違いないようです。
完全に掃除不要というわけではない
ただし、スティックシールがあるからといって完全に汚れが防止できるわけではないようです。
ブラッシングしてみて、汚れの固まりは落ちてこないものの、ブラシからはヤニの匂いが強めについています。
そこで、乾いた綿棒を底面に入れて掃除してみたところ、たちまち両側が真っ黒になるほど汚れがついてしまいました。
おそらく、底面に溜まるタバコ葉由来の燃えカスの汚れは防止できるものの、蒸気から発生するヤニ汚れまでは予防できないようです。
また、汚れが防がれるのは底面だけなので、側面や挿入口付近のヤニ汚れもついたままです。
ただし、このヤニ汚れ自体は、それほど短期間に溜まるものではないので、説明書にある1箱に1回など、頻繁に掃除する必要はなくなりそうです。
目安として、たまに裏フタを開けてから挿入口を上から覗いてみて、穴の先が見えなくなったときが掃除のタイミングだと思います。
完全に不要になるわけではなく、やはり喫味を保つためにはどこかのタイミングでの掃除はしておいたほうがよさそうです。
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【追記】スティックシールで液漏れまでは防げない
この記事を書いた後もしばらくスティックシール搭載のスティックばかりでグローハイパーを使っていたんですが、ある時底面を開くとスティックの穴ではなく、裏フタを接着している部分からヤニのような汚れが液漏れしていることを確認できました。
おそらく、喫煙中にスティック全体から発生するヤニ成分が蓄積してこのように隙間から液漏れするのだと思われます。
反面、底面に相変わらずたまっておらず、タバコ葉が脱落している形跡はありません。
やはりスティックシールはタバコ葉の脱落だけを防止するだけで、ヤニ汚れまで防ぐわけではないので完全に掃除が不要になるわけではないようです。
グローハイパーの液漏れは以前からもよくあることで、根本的な対策はなく、マメに底面のフタを開けてティッシュで拭き取る形になります。
喫煙後のスティックシールの焦げは大丈夫?
ところで、喫煙後の吸い殻のスティックシール部分を見ると、外周部分が焦げたような跡が残る場合があり、心配されている方もいらっしゃるかもしれません。
ワタシも心配だったので、メーカーに問い合わせしたところ、これは仕様であり、スティックが燃えて変形したなどのことがない限り使用できるとの回答でした。
後日該当のスティックを送付してほしいとのことで、封筒が送られてきたので返送しましたが、、
メーカーの見解では吸い殻が燃えすぎて変形していない限り、大丈夫なようですね。
まとめ
グローの新技術「StickSeal™テクノロジー」が搭載されているタバコでグローは本当に汚れないかについて検証してみました。
新品のグローハイパーを使って、スティックシール搭載のタバコだけを3箱吸って掃除してみると、確かに今までにあった固形の燃えカスなどは出なくなりました。
しかし、掃除不要になるわけではなく、ヤニ汚れは変わらず溜まっていくので、頻繁に掃除する必要はないにせよ、完全に不要になるわけではないようです。
たまに裏フタを開けてから挿入口を上から覗いてみて、穴の先が見えなくなったときが掃除のタイミングになると思います。
また、普段吸っていて喫味のヤニの匂いがキツくなってきた時も掃除のタイミングではないかと思います。
とはいえ、頻繁な掃除は不要になり、グローハイパーのどの本体でも効果はあるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
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