加熱式タバコの情報発信や喫煙グッズの販売を行うWebメディア「RELAZO(リラゾ)」では、2026年1月、全国の喫煙者11,343名を対象に、加熱式タバコの利用実態に関する大規模なインターネット調査を実施いたしました。
本調査の結果、喫煙者の中で加熱式たばこをメインに利用しているユーザーは39.9%に達し、タバコ市場全体のほぼ4割を占めるまで着実に普及が進んでいることが分かりました。
各デバイスのユーザーシェアは、長年トップを維持してきた「IQOS(アイコス)」が依然として首位を堅持しているものの、昨年比で約5%のシェア減少という変動が見られます。
その背景には、2025年に相次いで発売された「glo HILO(グローヒーロ)」や「Ploom AURA(プルームオーラ)」といった各社の新型デバイスの台頭があり、ユーザーの選択肢がより多様化している現状が浮き彫りになっています。
本レポートでは、1万人を超えるユーザーの回答に基づき、主要デバイス別の最新シェア推移や、年代ごとの利用傾向、利用者の満足度など、加熱式たばこマーケットを読み解くための客観的なデータをご紹介いたします。
調査背景
年々喫煙率が低下していくなかで、紙巻きたばこから、匂いが少なく、ハームリダクションの観点で有効な加熱式たばこへの乗り換えをすすめる喫煙者が増えています。
2023年8月の日本経済新聞社の記事によると(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC312KC0R30C23A8000000/)、たばこの国内販売に占める加熱式たばこの出荷額は37%となり、市場シェアを1年間で4ポイント伸ばしている結果となっています。
また、加熱式たばこ市場では、日本で最初に加熱式たばこを発売した「アイコス」が圧倒的なシェアを確立していると言われていますが、後発ブランドである「グロー」や「プルーム」が、新型デバイスの発売や、販売促進策を積極的に行っています。
リラゾでは2023年から喫煙者の中で加熱式たばこを使っている方を定期的、定量的に調査するとともに、加熱式たばこを使っているユーザーに対して、どのブランドを最もよく使っているか回答いただき、それぞれのシェア率を調査してみました。
【2026年最新調査結果】全喫煙者の中の加熱式たばこシェア率は約39%

N=11,343
現在タバコを吸っていると回答した11,343人に対して、どんなタバコを最も吸っているか選んでもらい、加熱式たばこ利用シェア率調査を行いました。
結果、喫煙者の中での加熱式たばこのシェア率は39.9%となり、2025年度の39.29%から微増の、ほぼ4割となりました。
喫煙者は減少傾向にある中、昨年と比べ伸び率は減ったものの、加熱式たばこをメインに吸う方は着実に増えています。
| 2024年 | 2025年 | 2026年 | 増減比(※) | |
| 加熱式たばこシェア率 | 36.37% | 39.29% | 39.93% | +0.61% |
※前年同期比(1月調査同士)
- 紙巻きたばこ:57.56%(6,529人)
- 加熱式たばこ:39.93%(4,529人)
- VAPE:1.22%(129人)
- 嗅ぎたばこ:0.16%(18人)
- 噛みたばこ:0.14%(16人)
- 葉巻:0.1%(11人)
- その他:0.89%(102人)
加熱式たばこを利用している年代や性別の特徴
最も加熱式たばこの利用が多かった年代は20代で、利用率は54.58%と半数を超え、中でも20代女性は60%を超えています。
続く30代でも、約51.11%と半数以上の方が加熱式たばこを最も利用しており、匂いの少なさや、火を使わず灰が出ない、周囲へ迷惑をかけにくいといった加熱式たばこのメリットに敏感な年齢層ほど、利用率も高い結果となりました。
| 全喫煙者中の 加熱式たばこ利用率 | 全体 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 54.58% | 48.62% | 60.83% |
| 30代 | 51.11% | 47.94% | 58.03% |
| 40代 | 44,34% | 43.54% | 46.14% |
| 50代 | 33.97% | 34.74% | 32.44% |
| 60代以上 | 27.8% | 29.38% | 24.28% |
【2026年最新調査結果】加熱式たばこブランドのシェアはアイコスが人気トップ

N=4,529
喫煙者の中で、加熱式たばこを使っていると回答した4,529人に対して、どのブランドを吸っているか調査を行いました。(複数使っている場合は、最もよく吸っているブランドを1つ選択)
結果、加熱式たばこデバイス別のシェア率は、1位がアイコスで50.84%、2位がグローハイパーの22.06%、3位はプルームの18.7%、4位はグローヒーロの4.7%となりました。
- アイコス:50.84%(2,312人)
- グローハイパー:22.06%(999人)
- プルームオーラ/X:18.7%(847人)
- グローヒーロ:4.7%(213人)
- ウィズ2:2.74%(124人)
- グロープロ:0.55%(25人)
- リルハイブリッド:0.42%(19人)
※()内は得票数。
ちなみに、各デバイスを発売しているメーカー別のシェアは次のようになります。
| メーカー(ブランド) | 2026年 シェア | 2025年 シェア | 前年比 | デバイスの内訳 (2026年) |
|---|---|---|---|---|
| フィリップ モリス(PMJ) (IQOS/lil hybrid) | 51.26% | 55.83% | -4.57% | IQOS イルマi/イルマ リルハイブリッド |
| BATジャパン (glo) | 27.31% | 25.33% | +1.98% | glo hyper(22.06%) glo HILO(4.7%)等 |
| 日本たばこ産業 (JT) (Ploom / with) | 21.44% | 18.04% | +3.4% | Ploom(18.7%) with2(2.74%) |
※2025年シェアは、当時の主要シリーズの合算値を基準に算出。
※2026年1月 RELAZO独自調査(N=4,529)
このうち、上位4デバイスの、アイコス・グローハイパー・プルーム・グローヒーロのくわしいシェア率と、昨年同時期に調査した数値からの推移をご紹介します。
1位:アイコスのシェア率は約50%で昨年より約5%減少

| 2024年 | 2025年 | 2026年 | 増減比(※) | |
| アイコスシェア率 | 51.71% | 55.34% | 50.8% | -4.54% |
※前年同期比(1月調査同士)
フィリップモリス・ジャパン(PMJ)が発売する加熱式たばこ「アイコス(IQOS)」のシェア率は50.84%と、ユーザー数の半数以上を維持しています。
ただし、昨年と比べると約5%減少しており、調査を開始した2024年からは最も低いシェア率となっています。
2025年の調査ではIQOSが発売されて10周年ということもあり、積極的なキャンペーンの実施でシェアは55%を超えていましたが、その後競合他社から新型デバイスが発売され、一定の減少が見られました。
2位:グローハイパーのシェア率は微減。昨年から約1%減少

| 2024年 | 2025年 | 2026年 | 増減比(※) | |
| グローハイパーシェア率 | 25.9% | 23.14% | 22.06% | -0.99% |
※2026年1月までに発売されたグローシリーズ各機種の合算値
※前年同期比(1月調査同士)
ブリティッシュ・アメリカンタバコジャパン(BAT)が発売しているグローハイパー(glo hyper)は22.06%と、2025年の調査結果と比べると約1%シェア率が下がる結果となりました。
グローハイパーは、2024年には25.9%とシェアの4分の1を確保していましたが、その後減少トレンドに転じています。
2025年9月には同じgloでも互換性のない新型デバイス「グローヒーロ」が発売され、さらなる減少が想定されていましたが、意外にも減少幅は小幅にとどまっています。
加熱式たばこでは、唯一一箱400円台で買える「ラッキーストライク」を擁するグローハイパーは、タバコ代の節約を重視するユーザーに一定の支持を得ていることがわかります。
3位:プルームのシェア率は伸長。調査開始以来最大の伸び率とシェア率に。

| 2024年 | 2025年 | 2026年 | 増減比(※) | |
| プルームシェア率 | 13.65% | 15.76% | 18.7% | +2.94% |
※2024/2025年はプルームXとプルームXアドバンスドの合算値
※2026年はプルームX/アドバンスドとプルームオーラの合算値
※前年同期比(1月調査同士)
日本たばこ産業(JT)が発売するプルームシリーズは18.86%と、2025年の調査結果と比べ、約3%の伸びを見せ、調査開始以来最大のシェア率となりました。
プルームは、加熱式たばこの中では最後発のブランドですが、毎年着実にシェア率を拡大しています。
2025年7月には、これまでの「プルームX」から、互換性のある新型デバイス「プルームオーラ」が全国発売され、さらにプレミアムラインのたばこ銘柄「エボ」も発売されるなど、製品群が一新されました。
さらに、複数の割引を組み合わせたコンビニなどでのキャンペーン展開、喫煙所などでのサンプリング、頻繁な限定色デバイスや新作フレーバーの発売などで、ユーザー注目度の高いプロモーションが過去最大級に実施されました。
25年第3四半期時点でのPloomの業界内での販売数量のシェア率では2位に躍進したと報じられましたが、この伸びがユーザー数においても裏付けられた形です。
4位:グローヒーロのシェア率は発売3ヶ月で約5%獲得!

| 2024年 | 2025年 | 2026年 | 増減比 | |
| グローヒーロシェア率 | – | – | 4.7% | +4.7% |
ブリティッシュ・アメリカンタバコジャパン(BAT)が発売するグローヒーロは4.7%と、発売4ヶ月で一定のシェアを獲得しています。
グローヒーロは、同じgloの「グローハイパー」とは互換性がなく、完全に新しく開発されたデバイスで2025年9月に発売されました。
紙巻たばこに限りなく近い吸いごたえと、最短5秒で加熱できる早い操作性は、これまでの加熱式たばことは一線を画し、グローハイパーよりスティックの値段が高いにも関わらず、味の良さを求めるユーザーから早くも一定の支持を集めています。
今まで紙巻たばこを吸っていた方や、他社の加熱式の味わいに物足りなかったユーザーからの移行や乗り換えが進んでいると思われます。
年齢別人気の加熱式たばこはどれ?
上位加熱式たばこデバイスを使用していると回答した方の20~60代の年代別に割合をまとめると、次のようになります。
| アイコス | プルーム | グローハイパー | グローヒーロ | |
|---|---|---|---|---|
| 20代 | 62.58%(368) | 9.01%(53) | 15.9%(94) | 11%(65) |
| 30代 | 60.28%(551) | 15.75%(144) | 16.85%(154) | 7.11%(65) |
| 40代 | 56.65%(669) | 18.63%(220) | 20.66%(244) | 4.06%(48) |
| 50代 | 44.38%(482) | 24.13%(261) | 29.28%(318) | 2.21%(24) |
| 60代以上 | 39.61%(242) | 27.66%(169) | 30.93%(189) | 1.8%(11) |
アイコスは20~40代に圧倒的な存在感
加熱式たばこシェアトップのアイコスは、20~30代にかけて6割以上、40代でも半数を超えるユーザーの支持を得ています。
50~60代に比べると1.5倍以上の開きがあり、若年層への浸透が特に高いことが特徴です。
グローハイパーは年代問わず幅広く受け入れられる
グローハイパーは、50~60代での支持が高めですが、年齢層で特別に大きな開きがないことが特徴です。
たばこスティックの値段が最も安いため、年齢を問わず、コスパを重視する方に幅広く受け入れられていることが要因と思われます。
プルームは50~60代の高年齢層に高いシェア率
プルームは、特に50~60代の支持が高く、20代と比べると3倍以上の開きがあります。
JTのブランド力はもちろん、コンビニでの積極的なプロモーションや、喫煙所などでの地道な営業努力により、若年層よりも高年齢層に受け入れられやすいデバイスとなっています。
グローヒーロは20代のシェア率が高め
2025年9月に発売されたばかりのグローヒーロは、特に20代の支持が厚く、プルームを超えて10%以上のシェアがあります。
グローハイパーとは互換性のない新型デバイスかつ、ガジェット感の高いデザインと本体の操作性が、情報感度の高い層に受け入れられているのでは?と考察されます。
加熱式たばこ利用者の満足度は?

今回のアンケートでは、シェア率と合わせて、加熱式たばこが紙巻きたばこの代わりになるのか、満足度の調査をしてみました。
この結果、加熱式たばこを使っている約95%の人が今後も吸い続けると回答し、不満があり紙巻きたばこを併用する、あるいは使用をやめることを考えている人は5%ほどしかいないことがわかりました。
| 得票率 | |
| 味や使い方など最初から満足で今後も吸い続ける | 55.58% |
| 味や使い方など最初は不満はあったが今は満足で今後も吸い続ける | 21.93% |
| 味や使い方など満足はしていないが大きな不満もないため吸い続けている | 17.22% |
| 味や使い方に不満があり紙巻きなど他のタバコと併用しながら使っている | 2.65% |
| 味や使い方に不満があり今後使用をやめることを検討している | 2.63% |
昨年もほぼ同数の満足度となり、半数以上の方は最初から味や使い方に満足しており、残る方もなんらかの不満がありながら吸い続けると回答しています。
加熱式たばこは、煙の代わりに蒸気を発生し、紙巻きと味や香りがやや異なりますが、ハームリダクションの観点から、紙巻きたばこに代わる選択肢として注目されています。
実際に使うユーザーから見てもこれが有効に機能していることがわかります。
屋外では、加熱式たばこの専用喫煙室も年々増えるなど、紙巻きたばこが吸えない喫煙環境の変化もあり、紙巻きたばこの代替手段として、今後も注目されることが想定されます。
まとめ
今回の1万人規模の調査から、2026年の加熱式たばこ市場は「アイコス1強」から「体験価値の多極化」へと、一定の転換期を迎えていることが浮き彫りになりました。
1. 市場の主役は加熱式たばこへ
喫煙者全体における加熱式たばこのシェアは39.9%に達し、タバコ全体の約4割を占める存在となりました。
紙巻きたばこをメインに、加熱式たばこをサブ機として使う層も加えれば、その実数は更に多くなっていると推定されます。
特に20~30代では半数以上が加熱式をメインに選んでおり、若年層における「紙巻き離れ」と「加熱式への完全移行」は、今後さらに加速するものと考えられます。
2. アイコス1強時代の変化と選択肢の多様化
シェアトップのアイコスが約5%の減少を見せた要因のひとつとして、競合他社の「尖った新製品」の台頭が挙げられます。
これまでアイコス一択に近かったユーザー層に対し、「紙巻たばこに圧倒的に近い吸いごたえ」に特化した『glo HILO(グローヒーロ)』や、機能性やフレーバーの多様な質感を追求した『Ploom AURA(プルームオーラ)』といった選択肢が提示されたことで、デバイスの乗り換えが活発化しています。
3. 「スペック」から「体験」の時代へ
今回の調査で特筆すべきは、発売から間もない『グローヒーロ』が、20代を中心に短期間で約5%ものシェアを獲得した点です。
これは、ユーザーが単なるブランドイメージやスペックではなく、操作感や味のキレといった「自分に合う喫煙体験」を基準にデバイスを選ぶようになっている証拠といえます。
また、高年齢層における『プルーム』の着実な伸長からは、JTによる積極的なプロモーションが実を結んでいることが伺えます。
2026年は、デバイスそれぞれに各メーカーが独自の色を打ち出したことで、ユーザーがより自分のスタイルに合ったものを選べる時代になると想定されます。
今後も「RELAZO」では、この変化する市場の動向を追い続けるとともに、数値データだけでは見えてこない、各デバイスの「本当の使い心地」や「味の深み」を、ユーザーの皆様にお届けしてまいります。
過去調査実績
RELAZOでは過去にも加熱式たばこシェア率調査を行なっており、過去の調査実績はこちらのページをご覧ください。
調査概要
- 調査方法:アイブリッジ株式会社のセルフ型ネットアンケートツール「Freeasy」
- 母集団:50,000名
- 調査対象:喫煙者であると回答した全国の男女(20~69歳)
- 有効回答数:11,343名
- 実施日:2026年1月5日(月)~1月18日(日)
- 調査者:有限会社オーバーロード
※集計方法 無作為に抽出された50,000名を対象にスクリーニング調査を実施、喫煙者であると回答した11,343名に本調査を実施。
スクリーニングにおいては、令和2年国勢調査基準に基づき、人口構成比率に基づいた性別、年代別の割付を行うことでより精緻な調査を行っています。
調査対象機種
加熱式たばこ喫煙者4,529名の方に、2025年12月時点で発売されていた最もよく使っているデバイス本体を以下から1つ選んでもらいました。
アイコス
- アイコスイルマi(2024年3月発売)
- アイコスイルマiワン(2024年3月発売)
- アイコスイルマiプライム(2024年3月発売)
- アイコスイルマ
- アイコスイルマワン
- アイコスイルマプライム
グローハイパー
- グローハイパープロ(2024年1月発売)
- グローハイパー(2024年7月発売)
- その他のグローハイパー(エア、X2、プラスなど旧型機種)
プルーム
- プルームオーラ(2025年7月発売)
- プルームXアドバンスド(2023年11月発売)
- プルームX
グローヒーロ
- グローヒーロ(2025年9月発売)
- グローヒーロプラス(2025年9月発売)
グロープロ
- グロープロ/グロープロスリム
リルハイブリッド
- リルハイブリッド2.0/3.0
ウィズ2/プルームテック
- ウィズ2/プルームテックプラスウィズ
