【最新】加熱式たばこのニコチン量の一覧。紙巻きタバコと比べるとこんなに違う理由

加熱式たばこ ニコチン

こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!

アイコス、グロー、プルームなどの加熱式たばこには、紙巻きタバコでは表示されている「ニコチン量」は銘柄ごとに表示されていません。

なぜかといえば、加熱式たばこにニコチン、タールの表示義務が法律で定められていないためですが、さすがにユーザーからの質問が多いからか、各社独自の基準で一部銘柄のニコチン量が公開されています。

ただ、加熱式タバコのニコチン量は、紙巻きたばこの測定基準とは大きく違うため、同じように比べることができないことは知っていますか?

そこでこのページでは、現在の加熱式たばこ主要ブランドのニコチン量の一覧をご紹介すると同時に、紙巻きタバコの表示量に合わせた時のニコチン量もご紹介したいと思います。

紙巻きタバコと比べて加熱式たばこのニコチン・タール量が実際気になる方はぜひご覧ください。

作成にあたっては、各メーカーの公開情報をもとに、財務省理財局総務課 たばこ塩事業室一般社団法人 日本たばこ協会への取材も行い、なるべく正確性の高い情報をお届けしています。

ちなみに、加熱式たばこの中で一番安い銘柄はこちらのページで紹介しているので、価格の安い銘柄を探している方はこちらもあわせてご覧ください。

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加熱式たばこ 安い銘柄

加熱式たばこ全デバイスのニコチン量一覧

2024年3月時点で各社が公開している各加熱式たばこデバイスの公開ニコチン量と紙巻きタバコに換算した場合のニコチン量の一覧です。

全体的に見ると、おおむね紙巻きのライトクラスのニコチン量になっていますが、これを紙巻きタバコに表示されているニコチン量の計算方法にあてはめると、さらに少ない量となります。

デバイス名公開ニコチン量紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
測定法
アイコス2.4/3(レギュラー)約1.32mg/本約0.79mgHCI法準拠
アイコス2.4/3(メンソール)約1.21mg/本約0.67mgHCI法準拠
アイコスイルマ約1.07 mg/本約0.85mgISO 20778準拠
(HCIの進化版)
リルハイブリッド約0.5 mg/本約0.41mgHCI法準拠
ウィズ2約0.03mg/1回吸引
約0.04mg/1回吸引
約0.1~0.5mgHCI法に近い
グロープロ約0.46mg/本約0.27mgHCI-m法
プルームX約0.1mg/1回吸引約1.0mgISO法に近い
グローハイパー/プラス/X2非公開

紙巻きたばこのニコチン量の測定法とはこれだけ違う

紙巻きニコチンタール

加熱式たばこのニコチン量の測定方法は、紙巻きタバコと異なる点が2つあります。

ひとつめは、紙巻きタバコのニコチン量の測定は、基本燃え尽きるまで、一定の間隔で吸引してその煙から採集できたニコチンを測定しています。

しかし、加熱式たばこはそもそも燃えないので、紙巻きタバコとは一緒のような測定はできません。

そのため、加熱式たばこでは1本あたりの基準として各社独自に「何回吸った場合」と上限の吸引回数を決めてその範囲で採集できたニコチン量を測っています。

もうひとつは、日本の紙巻きタバコはISO法という測定方法に対して、加熱式たばこの多くはHCI法に準拠した方法になっています。

この2つの測定方法では、同じたばこでも採取できるニコチン量が大きく変わり、違いを簡単にまとめると次のとおりです。

加熱式たばこ紙巻きタバコ
測定法主にHCI法に準拠
(JTのみISO法)
ISO法
1本の基準所定の吸引回数所定位置まで燃え尽きるまで無制限
1回の吸引量55ml35ml
1回の吸引間隔30秒に1回60秒に1回

大きな違いで言えば、HCI法の場合、一回に吸う吸引量がISO法に比べて1.5倍以上多い量を吸っているので、その分ニコチン量が紙巻きに比べて高めにでるのが特徴です。

また、吸引間隔も紙巻きは1分に1回と超絶に長いのに対して、HCI法は30秒に1回と倍の速さの間隔なので、たくさん吸った分採集されるニコチン量も高くなります。

そのため、今回ではメーカー表示のニコチン量を基準に、

  • 吸引回数はHCI法の定める30秒に1回を基準にメーカーが定める最大喫煙時間で吸える回数の上限
  • 吸引量は各社の数値を元にISO法で測定した場合の吸引量に計算しなおす

この方法で、各デバイス別に、日本の紙巻きタバコの測定方法に近づけたニコチン量のくわしい紹介と、過去に加熱式たばこ160種類以上を吸ったからこそわかる、ワタシ、パパ中西が感じた実際のニコチン感について順番にご紹介します。

旧型アイコス2.4/3の場合

紙巻きタバコ換算でのニコチン量は、約0.67~0.79mg/本でライトクラスのニコチン量と想定

銘柄公開ニコチン量紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
吸引回数最大喫煙時間
マールボロ・レギュラー約1.32mg/本約0.79mg/本12回6分
マールボロ・メンソール約1.21mg/本約0.67mg/本12回6分

2024年にすべての銘柄が廃盤になったアイコス2.4/3は、マールボロの2銘柄のニコチン量が公開されています。(出典元はこちら)

アイコスの最大時間は6分なので、30秒に1回ずつ吸うと吸引回数はちょうど12回となります。

数字だけ見ればニコチン量は1.2~1.3mgとすごく高く、紙巻きたばこだとハイライトやセブンスタークラスと同じようなヘビー級のニコチン量です。

でも実際吸ってみると、そこまでの吸いごたえや、ニコチンの重さを感じないのが正直なところ。。

この謎を解明してみると、アイコスの測定では1回の吸引量が多い(55ml)、HCI法で採集しているため、日本基準のISO法(35ml)よりも多くニコチン量が採集できます。

そこで、ISOの吸引量に合わせて単純に6割くらいに減らして再計算すると、日本の紙巻きタバコ換算でのニコチン量は、0.67~0.79mg/本となり、少なくとも紙巻きではライトクラスのニコチン量になっていると推測されます。

これなら実際の吸いごたえやヤニクラ感に近いなんとなく感じです!

ちなみに、今回質問した日本たばこ協会の測定担当者の方も、個人的な意見としながらも、アイコスの測定方法は加熱式たばこの中で一番厳密かつわかりやすく測定しているのではないか?ということでした。

また、アイコスのマールボロ銘柄はどれもだいたい同じ吸いごたえなので、他の銘柄でもニコチン量に大きな差異はないと考えられます。

アイコスイルマの場合

紙巻きタバコ換算でのニコチン量は、約0.85mg/本でライトクラスのニコチン量と想定

銘柄公開ニコチン量紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
吸引回数測定法
不明約1.07mg/本約0.85mg/本9回ISO 20778

アイコスの最新機種「アイコスイルマ」でも銘柄不明ながらニコチン量が公開されています。(出典元はこちら)

測定成分にメンソールが含まれていないため、おそらくスタンダードな「テリア・レギュラー」であると推測されます。

測定方法はISO 20778となっているものの、これはHCI法をさらに進化させた方法で吸引量や間隔はアイコス2.4/3と同じです。

公開されているニコチン量だけ見ると、先ほどのアイコス2.4/3のマールボロよりも少なく、ちょうどニコチン1mgのたばこと同じくらいです。

ただし、メーカー測定の吸引回数はこれだけなぜか9回に減らされているため、旧型アイコスよりも3回少なく測定されています。

実際アイコスイルマでも最大6分間吸えるので、アイコスと同じようにISO法に割戻し、さらに12回に計算し直すと約0.85mgとなり、アイコスのマールボロより微量多い結果となりました。

ただ、全種類吸ってみて、実感として感じるニコチン量だけいえば、旧型アイコスでもイルマでもそんなにかわりません。

テリアの他の銘柄もだいたい同じ吸いごたえなので、他の銘柄でもニコチン量に大きな差異はないと考えられます。

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アイコスイルマスティック

リルハイブリッドの場合

紙巻きタバコ換算でのニコチン量は、約0.41mg/本でスーパーライトクラスのニコチン量と想定

銘柄公開ニコチン量紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
吸引回数測定法
MIIXレギュラー約0.518mg/本約0.414mg/本9回HCI法準拠
MIIXアイス約0.514mg/本約0.411mg/本9回HCI法準拠

アイコスが販売しているリキッドとスティックを使う「リルハイブリッド」ではレギュラーとメンソールに相当するアイスの2銘柄のニコチン量が公開されています。(出典元はこちら)

数字だけ見ればニコチン量は約0.5mgと、紙巻きたばこだとメビウス・スーパーライトと同じくらいですね。

ただ、こちらも測定方法はHCI法を少しカスタマイズした方法で測定されており、ISO法より多くニコチンが採集されています。

また、最大喫煙時間は4分20秒なので、ギリギリ9回吸える計算となります。

こちらも再計算してみると、約0.41mgとなり、こちらも公開数値よりは少なくなっていました。

実際の吸いごたえ的にはもう少しありそうにも思えるんですが、リルハイブリッドは吸引回数が少なく、また加熱温度もアイコスより低いため、ニコチン量も相対して少なめなのかもしれません。

プルームXの場合

紙巻きタバコ換算でのニコチン量は、約1.0mg/本でピースやキャメルクラスのニコチン量と想定

銘柄公開ニコチン量紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
吸引回数測定法
メビウス・リッチ約0.1mg/1回吸引約1.0mg/1本吸引1回ISO法?
メビウス・メンソール・コールド約0.1mg/1回吸引約1.0mg/1本吸引1回ISO法?

JTが販売している高温型加熱式たばこ「プルームX」では、メビウス2銘柄のニコチン量が公開されています。(出典元はこちら)

他の加熱式たばこはHCI法を基準にしていますが、プルームXだけ、紙巻きと同じくISO法に準拠しているので、吸込量自体は紙巻きたばこと変わりません。

ただし巧妙なのが、プルームXの測定結果はアイコスのように「1本単位」ではなく「1パフ(吸引)」あたりの数値となっており、アイコスと単純に比較できない…。

ここからは想定ベースとなりますが、プルームXは最大5分間無制限に喫煙することができ、HCI法に基づいて30秒に1回の喫煙間隔でカウントすると、合計10回喫煙できることになります。

1本で10回吸引した場合、紙巻きタバコ換算でのニコチン量は1.0mg/本となり、ピースと同レベルのニコチンと推測されます。

アイコスよりも重いどころか、加熱式たばこでは最大のニコチン量ですね(笑

ただ、実際吸ってみてもその威力はよくわかります。

公開されているこのメビウス2銘柄は、プルームXの中でも特に吸いごたえが高く、普段いろんな加熱式たばこを吸っているワタシでもこれを吸うとかなりの確率で強いヤニクラ感が起こります(笑

逆に言えば、他の銘柄ではこれほどのヤニクラ感は起こらないので、人気のキャメル銘柄はこれよりもうちょっと少ないかもしれません。

ウィズ2の場合

紙巻きタバコ換算でのニコチン量は、約0.1~0.5mg/本でエクストラライトクラスのニコチン量と想定

銘柄公開ニコチン量紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
吸引回数測定法
メビウス・マイルド約0.03mg/1回吸引0.1~0.5mg/1本吸引1回HCI法?
メビウス・コールド・ミント約0.03mg/1回吸引1回HCI法?
メビウス・ゴールド・ロースト約0.04mg/1回吸引1回HCI法?
メビウス・ゴールド・クリア・ミント約0.04mg/1回吸引1回HCI法?

JTが販売している低温型加熱式たばこ「ウィズ2」過去販売されていたメビウス4銘柄のニコチン量が公開されています。(出典元はこちら)

ただし、こちらの測定結果は、30秒に1回、1回当たり55mlの吸引量で吸煙しておりHCI法に近い測定と言えそうですが、吸煙時間が2秒ではなく3秒間と完全に準拠はしていません。

さらに測定結果も1本単位の測定結果ではなく、プルームXと同じ1パフ(吸引)あたりの数値となっております。

計算して算出しようと思いましたが、公式サイトをみると、紙巻たばこのISO法に合わせた計測方法での数値も公開していました。(出典元はこちら

たばこベイパー内のニコチン量は、プルーム・テック・プラス・ウィズ10パフ(吸引回数10回)でおおよそ0.1~0.5mgです

0.1~0.5mgとフレーバーによってかなりメリハリがあるニコチン量のようです。

また、公開されている銘柄は現在全て販売終了となっており、現在販売中の「プレミアムゴールド」シリーズは実際吸ってみると、高めのニコチン感が感じられるので、実際は0.4~0.5mgくらいはあるのではないかと推測されます。

グロープロの場合

紙巻きタバコ換算でのニコチン量は、約0.27mg/本でエクストラライトクラスのニコチン量と想定

銘柄公開ニコチン量紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
吸引回数測定法
ケント・ブライト・タバコ約0.46mg/本約0.27mg/本8回HCI-m法

BAT社が販売している加熱式たばこ「グロープロ」では、ケント1銘柄のニコチン量が公開されています。(出典元はこちら)

計測は、HCI-m法ですが、HCI法と同じく、30秒に1回、1回当たり55mlで吸煙しているので、アイコスとよく似た基準です。

グロープロの1本あたりの喫煙時間は通常モードで約4分間なので、30秒に1回吸引のペースで考えるとおそらく8回吸引で測定していると考えられます。

アイコスと同じような計算を施すと、紙巻き換算のニコチン量は約0.27mg/本となり、エクストラライトほどの吸いごたえかと感じました。

ただし、グロープロは銘柄の選定がイケてなく、公開している銘柄は一番初期に発売され、最も吸いごたえの軽いケント・ネオスティック・ブライト・タバコです。

実際吸ってみても「蒸気出てる?」と思うくらい吸いごたえは少ないですし、他の銘柄だともっとニコチン感は高く感じるので、あくまでも最低の参考値としてみたほうがよいですね。

グローハイパー/X2の場合

同じくBAT社が発売している加熱式たばこ「グローハイパー」については計測結果自体が公開されていません。

よくグローのニコチン量として先ほどのグロープロの数値が出されていることが多いですが、そもそもグロープロとグローハイパーではスティックの太さが異なるため、全くの別物であることに注意しましょう。

グローハイパーはグロープロよりも30%タバコ葉が多いのでニコチン量が同じなわけがなく、最低でもグロープロのニコチン量よりは30%は多いと想定されます。

グロー公式サイトでも、よくわからない理由でニコチン量は非公開としていますが(笑、さすがにバツが悪いのか、参考情報としてスティックのシリーズ別に吸いごたえの強さという曖昧な表現でニコチン量の高さをなんとなく知ることができます。

ニコチン量は加熱方式や銘柄により異なるため非公表とさせていただいておりますが、吸いごたえは、下記リストの下にいくほど、より満足感の強いものとなっております。

– gloTM hyper(グロー・ハイパー)用 ケント・ネオスティック・トゥルー・シリーズ
– gloTM hyper(グロー・ハイパー)用 ネオ・シリーズ
– gloTM hyper(グロー・ハイパー)用 KOOL x neo™シリーズ
– glo™ hyper(グロー・ハイパー)用 ラッキー・ストライク・シリーズ

確かに実際に全種類吸ったものの感想としては個別の銘柄ごとで個体差はあるものの、吸いごたえ自体を考えると、そのとおりともいえます。

最強とされるラッキーストライクシリーズの中で「ラッキーストライク・ダークタバコ」はプルームXのメビウスリッチ並の強いヤニクラ感が感じられ、ニコチン1mgあったとしても全然不思議ではありません。

とはいえ、数字自体がグローハイパーだけ出ていないのはやはり不自然なので、なんらかの情報公開を求めたいところですね。

紙巻きたばこのニコチン量の測定法との違い

ここまで、日本の紙巻きタバコで表示されているニコチン量に直した数値をご紹介しました。

実際の吸いごたえと比べてもかなり実態に近づいたようにも思いますが、完全に正確なものではありません。

改めて測定法の違いを説明すると、

  • 紙巻きは燃え尽きるまでの量、加熱式は吸引回数の量
  • ISO法とHCI法で測定法が違う
  • 紙巻きは日本たばこ協会が一括して測定、加熱式は各社独自で測定

紙巻きは燃え尽きるまでのニコチン量、加熱式は吸引回数のニコチン量を表示

紙巻きタバコは、吸引回数は関係なく、フィルター直前の燃え尽きるまで吸った場合のニコチン量が表示されています。

しかし加熱式たばこはそもそも燃えないので、この基準が当てはまりません。

そのため、加熱式たばこでは各社独自に1本あたりの吸引回数を決めてそこから発生した蒸気に含まれるニコチン量を測定しています。

ISO法とHCI法で測定法が違う

日本の紙巻きたばこに表示されているニコチン量は、財務省で国際標準化機構(ISO)の「ISO法」でニコチン量を測定すると決められています。

具体的な方法は財務省の通達で公開され、基本は自動喫煙器で収集した煙からニコチンだけを取り出してその量を測定しています。

基準を統一するため、「喫煙間隔・吸煙時間・吸煙力・吸煙時間」が厳密に決められ、さらに細かい条件が設定されていますが、こちらでは割愛させていただいています。

反対に加熱式たばこは、HCI法という、カナダ保健省が定める方法でニコチン量で測定していることが多いです。

測定環境の違い

たばこから発生するニコチン量は、測定環境によっても数値が異なるそうです。

紙巻きタバコの測定では、たばこ業界団体である「日本たばこ協会」が一括して実施しており、どの銘柄でも試験する環境や方法が統一して行われています。

反面、加熱式たばこは、日本たばこ協会で測定を行っておらず、各メーカーがそれぞれ独自に行っているため、統一された環境ではありません。

紙巻きと加熱式で同じようにニコチン量の正確な比較ができるのか、日本たばこ協会さんにも聞いたところ、「測定方法や環境が異なるので、同じか判断はむつかしい」という回答でした。

加熱式たばこにニコチン・タール表示義務がない理由

紙巻きたばこと加熱式たばこでは、たばこ事業法におけるニコチン/タール量の表示義務が異なります。

  • 紙巻きたばこ:ニコチンタール量の表示義務あり
  • 加熱式たばこ:ニコチンタール量の表示義務なし

表示義務はないですが、加熱式たばこにもニコチン/タール量を表示すること自体に問題はありません。

ただ、表示してしまうと、ニコチン・タールに関する健康注意文言などを今まで以上に表示することが義務付けられています。

ただでさえ小さい箱がさらに注意文言で埋め尽くされるデメリットをメーカー的には危惧しているのでしょうか….?

紙巻きタバコのニコチン測定方法はかなり甘い

今回調べてわかったのですが、そもそも日本の紙巻きタバコのニコチンの計測方法はかなり甘いです(笑

ざっくりその条件を紹介してもこのようになります。

  • 喫煙間隔:60秒に1回
  • 吸煙時間:2秒間
  • 吸煙量:35ml
  • 吸煙時間:吸殻の長さが23mmに達するまで(キングサイズ)
  • 試験回数:10本以上喫煙した1本当たりの平均値

反対に、加熱式たばこで多く採用されているHCI法のざっくりした測定方法はこちらです。

  • 喫煙間隔:30秒に1回
  • 吸煙時間:2秒間
  • 吸煙量:55ml

HCI法とは、カナダ保健省が定める方法で、国立保健医療科学院の論文によると、ISO法よりHCI法の方が、ヒトの喫煙行動により近いようでWHOもこの方法で測定することを支持しています。

たしかに吸煙量が6割以下だと、かなり少なめに出てしまいますし、喫煙間隔にいたっては1分ごとって、、よほどのライトスモーカーじゃないとやらなさそう(笑

スパスパ吸う人にとっては全然アテにならない数字ですね。。

なので、今の紙巻きたばこのニコチンタール量をHCI法で測定すると、もっと多いのだと思います。

今回は、紙巻きとわかりやすく比較するため、わざわざISO法に割り戻してニコチン量を計算しましたが、本来であれば紙巻きタバコの方がHCI法に合わせた量を表示したほうがよりわかりやすいんでは?と思います。

紙巻きと加熱式たばこでニコチンの記載統一の動きもある

日本たばこ協会に問い合わせしたところ、紙巻き・加熱式たばこで今後は統一したニコチン量測定方法にする動きがあるようですと教えていただきました。

確かに調べてみると、2019年に財務省に対して、日本公衆衛生学会が、紙巻きたばこもHCI法にするよう要望書を提出していることが確認できます。

2023年現在はまだ動きはないですが、今後変更される可能性もあるかもしれませんね!

ニコチン量の測定方法が統一されれば、燃やす燃やさないの違いはあるにせよ、少なくとも同じ基準で測定されたニコチン/タール量がパッケージに記載されるので、たばこを選ぶ際に参考にしやすいですね!

まとめ

紙巻きたばこと加熱式たばこのニコチン基準についてご紹介しました。

全体としてまとめると、加熱式たばこにはだいたい紙巻きタバコのライトクラスのニコチン量が入っていると想定できます。

改めて、紙巻きたばこのニコチン測定方法に当てはめて、多い量順に並べるとこのような結果となりました。

デバイス名紙巻きタバコ換算
ニコチン量(推定)
プルームX約1.0mg
アイコスイルマ約0.85mg
アイコス2.4/3(レギュラー)約0.79mg
アイコス2.4/3(メンソール)約0.67mg
ウィズ2約0.1~0.5mg
リルハイブリッド約0.41mg
グロープロ約0.27mg
グローハイパー/プラス/X2

すべてが基本的なレギュラーやメンソールという訳ではないため、同一基準とは言い難いです。

ただし、こうして紙巻きたばこのニコチン量基準で比較してみるとプルームXのニコチン量が最も多い結果となりました。

確かに、こうして並べてみるとプルームXはヤニクラ感が一番強いような気もしますね!

アイコスイルマとアイコス2.4/3を比べると、アイコス2.4/3の方がキツいような気もしますが、ここは誤差の範囲ともいえるかもしれません。

グロープロの0.27mgについては、最も吸いごたえの軽いケント・ネオスティック・ブライト・タバコ での計測結果となるため、リルハイブリッドやプルームテックプラスの方がライトな吸いごたえを楽しめるかを楽しめるかと思います!

アイコスの中折れがカンタンにとれちゃう!
加熱式たばこ ニコチン
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