こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!
「プルームX(ploomX)」は、タバコ本来の吸いごたえが格段にアップしている加熱式タバコです。
しかし、その引き換えに失ったもの、、それは「匂いの少なさ」です。
プルームXの前モデルである「プルームS」は吸いごたえは全体的に劣るものの、匂いは少なく、気になる方には一定の支持を集めるデバイスでした。
しかし、残念ながらプルームXや新型となるプルームXアドバンスドでは、嗅覚的にも、測定器を使って調べてみても、匂いの強さは相対的にアップしています。。
このページでは、プルームX/アドバンスドを愛用しているワタシの実体験から、実際どれくらいの匂いがして、どう対策をすればいいのか、計測器を用いてアイコスやグローと比較してみて匂いレベルはどれくらいばれるのかについてご紹介します!
プルームXの匂いの強さはどれくらい?
プルームXに対応するスティックを全種類吸い比べた中で、匂いへの感想をひとことであらわすと、
「とうもろこしを強く蒸したり焦がしたりしたようなモアっとした匂いが強い」と思います。
これは加熱式タバコでしか感じることのできない独特のニオイであり、紙巻きタバコのように誰でもわかる煙のようなキツい強さではありません。
さらにプルームXの匂いはなんとなく甘さを感じることが特徴で、人によっては
- 甘いクッキーを焼いたときのような匂い
- 何かを焦がしたようなニオイ
- 芳香剤を蒸したような匂い
と感じる場合もあります。
プルームXアドバンスドの匂いの強さは銘柄により少し匂いが増えた感じに。
2023年11月より発売された新型「プルームXアドバンスド」の場合は、匂いの量は旧型プルームXと比べ、同じ銘柄を吸っても匂いの量は少しだけ強くなりました。
その理由はプルームXアドバンスドと、プルームXの加熱温度の違いです。
プルームXは、燃える寸前の温度にまでたばこを加熱していますが、プルームXの場合は295℃に対して、プルームXアドバンスドは320℃に温度がアップし、一般的には加熱温度が高くなればなるほど焦げた感じが強くなる特徴があります。
実際に同じ銘柄同士で部屋の中で吸ってみると、吸っている時には匂いの違いを感じませんが、あと残りの匂いは、プルームXアドバンスドのほうがローストされた匂いが少し強くなっているように感じました。
ただし、吸っている銘柄によっては匂いが大きく変わりがない場合もあり、レギュラー銘柄ではプルームXアドバンスドのほうがあと残りの匂いは強めに感じながらも、メンソールやフレーバーメンソールでは、香料の効き具合によって全然変わらない銘柄もありました。
全体的に見るとプルームXアドバンスドの匂いは、分かる人にはわかる程度の匂いの強さの違いはありますが、誰でもわかるほどの大きな違いはありません。
銘柄によっては全然変わらない場合もあり、匂いが気になる方は吸い比べてみて確かめてもらったほうがよいかもしれません。
プルームX喫煙直後は非喫煙者にも匂いはばれる
ワタシは普段、自分の部屋(6畳)で加熱式タバコをよく吸うのですが、プルームX喫煙直後にはニオイが充満します。
そのニオイは、非喫煙者にはもちろん、スモーカーにまで吸ったことがすぐにわかると思います。
同じように車内で窓を開けずに吸ったとしても、室内以上に蒸気がこもるため、ニオイを感じる程度は強めになるでしょう。
ただし、紙巻きタバコのようにニオイがいつまでも部屋に残るわけではありません。
窓を開けて換気して、数十分もすれば吸ってないと同じような部屋に戻ります。
鼻が敏感な非喫煙者の方は残った匂いに気づくかもしれませんが(ワタシの嫁さんです)、ワタシの嗅覚では現在部屋にニオイが残っている感じはほぼありません。
服や手にもニオイはつく?
プルームXの匂いは紙巻きタバコのように服や手にもニオイは移ることは少なく感じます。
喫煙中にたばこスティックは紙巻きのように常時手に触れることはありませんし、煙ではなく蒸気のため、匂いのもとになる成分が少ないのかもしれません。
衣服にもニオイが移ることはほとんどないですね(嫁さんからのクレームがものすごく減りました)
ただ、呼気からはしばらく残り香が出てしまうため、喫煙直後に他人の近くに行ったり、会話すると吸ったことがバレるかもしれません。
部屋にヤニ汚れはつく?
ワタシの場合、5年以上プルームXなどの加熱式タバコを6畳部屋の中で吸っていますが、部屋にヤニ汚れがついているようなことはありません。
煙ではなく、水分が多く含まれた蒸気であること、ヤニ汚れの原因になるタールの発生量が紙巻きタバコに比べて少ないのが原因かと思います。
ただし、プルームXの蒸気にはヤニ成分が、量は少ないけれど一定程度含まれています。
密閉して換気の悪い部屋だったり、毎日大量に吸ったりしていると、匂いが部屋についたり、壁紙にヤニ汚れが付着する可能性は十分あると思います。
ワタシは毎日窓を開けて換気をしているので、少なくとも換気をしっかりしていれば、ヤニ汚れが目立つことはかなり少なくなると思います。
メンソールのたばこスティックのほうが匂いは強め
プルームXには、レギュラーやメンソールなどのスティックが合計20種類近く発売されていますが、このタイプによってもニオイの傾向は若干違います。
レギュラータイプの「メビウス・リッチ」「キャメル・リッチ」はよりタバコ感が出るように設計されたせいか、以前よりも多くニオイを感じるようになりました。
反面、メンソールタイプは、ミント系の香料の効きが比較的強く、モアっとニオイに加え、ミントの香りもプラスされたようなニオイです。
果実系の香りがプラスされたフレーバーメンソールは、化粧品やお菓子のような果実の香料を強く感じる場合もあり、人によっては芳香剤と勘違いするような匂いに感じる場合もあります。
プルームXとアイコスやグローではどちらが臭い?
プルームXと同じ、高温で加熱するタバコにはアイコスやプルームXといった競合機種があります。
プルームXと同じくニオイは発生しますが、比べるとどれくらい臭いのか、客観的にニオイを評価したく、ニオイ測定器を使ってそれぞれのニオイレベルを測定してみました。
結果として、プルームXは、前機種のプルームSと比べて匂いレベルは強くなっているものの、グローハイパーよりは匂いレベルは弱く、アイコスとほぼ同じくらいの臭さになっていることがわかりました。
「GT300-VOC」という臭い測定器を使用し、パパ中西の自室内で、窓を閉め、1本吸っている間のニオイの最大レベルを検出。(具体的な測定方法はこちら)
紙巻たばこでの瞬間最大ニオイレベルは大体100とでたので、これを基準にライバル機のアイコスやグローの全スティックを計測した平均値がこちらです。(小数点2ケタ以下は切り捨て)
紙巻たばこでの瞬間最大ニオイレベルは大体100とでたので、これを基準に前モデルであるプルームS、ライバル機のアイコス、グローで、測定時点(2021年8月)で発売中の全スティックを計測した平均値がこちらです。(小数点2ケタ以下は切り捨て)
- 紙巻たばこ(メビウス・スーパーライト):100
- プルームX:63.9
- プルームS:47
- アイコス3(IQOS3 Duo):64.3
- アイコス4(IQOS ILUMA):62.1
- グロープロ:60.2
- グローハイパー:72.7
前機種のプルームSと比べると、段違いに数字が違いますが、アイコスとはほぼ同じ、グローハイパーよりかは数値は低いです。
ただ、今回の計測はあくまで焦げ臭さや香料も含めたニオイ成分の総合値です。
実感としては、アイコスのほうが焦げ臭さ感が高く、プルームXより強めに感じますし、グローハイパーとはほとんど同じくらいのレベルなのかなぁと思いました。
プルームXの匂いは、焦げ臭さよりも添加されている香料の匂いが強く反映される傾向です。
そもそもニオイというのはいろいろな成分が混じり合ったものなので、測定自体が非常に難しく、また個人差によっても感じ方がかなり変わるのであくまで参考値としてご覧ください。
プルームXの匂いが強い理由
プルームXをはじめとした加熱式タバコは、燃える寸前の温度まで加熱することで発生する蒸気を吸い込みます。
加熱温度が高ければ高いほど吸いごたえが高まりますが、その分より燃焼に近づくため、匂いの量も増えてしまいます。
プルームXは前機種のプルームSよりも、90℃以上加熱温度がアップし、295℃になっています。
新型のプルームXアドバンスドは加熱温度が少し上がって320℃です。
加熱温度が上がれば燃焼する成分も多いため、必然的にニオイの成分量も増えたのではないかと思います。
また、喫煙時間が長くなったり、喫煙回数が無制限になったのも理由のひとつになると思います。
- プルームX/アドバンスド:5分間無制限
- プルームS 4分30秒か14回まで
- アイコス 6分か14回まで
- グロー 4分間無制限
プルームXは5分以内であれば、無制限に何回でも吸うことができ、実質的には最も長く吸える加熱式タバコといっても過言ではありません。
時間的にトータルで排出される蒸気量が多くなると、その分ニオイ成分も多く排出されることも原因の一つだと思います。
プルームXのニオイをなるべく残さないための対策法
1.室内や車内では換気をおこなう
プルームXの匂いは紙巻きタバコよりも圧倒的に少ないですが、まったくないわけでありません。
密閉した部屋のままだと、時間の経過で匂いが残りやすくなったりヤニ汚れがつきやすくなります。
吸っているときや喫煙後は窓は開けて換気を十分にして蒸気が滞留しないようにしましょう。
自動車の中で吸うときにも、窓を閉め切ったままだと、何らかのニオイは残りやすくなります。
窓を開けて吸ったり、喫煙時は外気設定にするなどして、蒸気が滞留しないようにすればニオイはかなり残りにくくなると思います。
2.吸った後のスティックは速やかに捨てる
喫煙後のたばこスティックは、燃える寸前まで加熱しているせいでかなり焦げた状態になっています。
本体から抜き出してそのまま放置していたり、本体に挿したままにしておくと焦げ臭いニオイが強めに放出され続けます。
一度、そのままシケモクを机に置いておいた時に吸っていないのに吸っていると誤解されたこともありました(笑
そのため、捨てるときには、密閉されている灰皿かゴミ箱に入れるか、屋外に捨てたほうがニオイが残りにくいです。
個人的にはこちらの密閉できるアッシュトレイもおすすめです。
3.プルームX本体を定期的に掃除する
プルームXを使い続けていくと、スティックを挿す加熱ヒーター部分に燃えカスやヤニ成分が残りやすくなります。
そのままほうっておくと、本体から焦げ臭いニオイがでてしまいますし、新しいスティックにニオイが移ってさらに増幅させる原因になってしまいます。
スティックが差し込みにくくなる原因にもなるため、本体は定期的に掃除するようにしましょう。
お掃除方法についてはこちらのページで解説しています。
こんにちは、掃除はどちらかというとサボりがちな自称・加熱式たばこマイスターのパパ中西@リラゾです。JTの加熱式タバコ「プルームX」は、使い続けていくごとにゆっくりとスティックを加熱する部分が汚れていきます。中にヤニ汚れや燃え[…]
プルームXで臭くないフレーバーはどれ?
プルームX対応のたばこは20種類以上発売されていますが、どのスティックも一定のニオイはあります。
しかし、添加されている香料の割合やバランスなどで、感覚的にあまり臭くないフレーバーもありますので、ワタシの感覚で選んだ銘柄をご紹介します。
最後に、今回のニオイ検証で全スティックのニオイレベルを測定器で計測してみましたが、その中でも特にニオイレベルが少なかったたばこスティックをご紹介します。
レギュラーの場合:メビウス・スムースレギュラー
プルームXのレギュラースティックの中でも特にニオイがマシといえるスティック。
余計な香料が添加されていないようなシンプルな味わいで、加熱式たばこ独特の焦げたようなニオイも少なめです。
吸いごたえは軽めですが、ニオイを気にするならこれが一番マシだと思います。
吸いごたえ(キック感)[star-list number=4] 4味わい[star-list number=4.5] 4.5コスパ[star-list number=4]4総合[…]
メンソールの場合:キャメル・メンソール・イエロー
メンソール系のスティックは、ミントの香りもプラスされるため、レギュラーよりも相対的にニオイを強めに感じます。
その中でも一番臭いが少なめと感じたのが、柑橘系のフレーバーメンソールである「キャメル・メンソール・イエロー」です。
甘ーいオレンジキャンデーのようなニオイが残りやすいですが、タバコっぽさは少なく、香りの強いお菓子をばらまいたような感じ(笑)です。
ニオイが残らないとはいえませんが、数あるスティックの中ではまだ比較的少ないと感じました。
吸いごたえ(キック感)[star-list number=3] 3メンソール感[star-list number=3.5] 3.5味わい[star-list number=3.5] 3.5[…]
吸う環境や気温や湿度、個人の嗅覚にも大きく左右されるので参考程度としてご覧ください。
まとめ
- プルームXでもモアっとした加熱式タバコ臭は喫煙直後に感じる
- 換気さえしっかりすれば匂いがついたり、ヤニ汚れつく可能性は少なくなる(喫煙頻度による)
- グローハイパーより少なく、アイコスイルマとほぼ同じくらいのニオイ
- 喫煙直後はニオイは残るが、換気すれば部屋に匂いは残りにくい
- スティックによってもニオイの傾向は違う
強力な吸いごたえと引き換えに、ニオイに対する優位性は失われたプルームXですが、加熱式タバコ全般でいえば普通レベルのニオイで極端に悪化したわけではありません。
スティックの種類でニオイの印象が変わることもあり、おすすめのスティックを参考に選んでみてください。
プルームX対応の全種類のスティック一覧はこちらのページで紹介しています。
味や吸いごたえをじっくり吸い比べてレビューしていますのでぜひご覧ください。
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!JTの加熱式タバコ「プルームX」や「プルームXアドバンスド」には、キャメルとメビウスの2つの銘柄から多くのフレーバー(たばこスティック)が発売されています。リラ[…]