こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!
ニコレスは、ニコチン0の加熱式タバコで、禁煙を目指す方に人気のアイテムとなっています。
しかし、同じタバコなのに害や副作用がなくて健康に影響はないのか、禁煙になるのか気になる方がいらっしゃると思います。
そこでこのページでは、ニコレスを長期に吸っているワタシの立場から、本当に体に悪くないのか、ニコレスの害や、本当に禁煙になるのか、また副作用の有無などについてまとめてみました!
その結果、
- ニコチンなどの一部有害物質はカットされているが、タールや一酸化炭素などは一定程度発生する
- すべての健康懸念物質の情報が公開されておらず、副流煙にも害のある物質は含まれる
ということがわかりました。
結果として、ニコレスは、ニコチンゼロではあるけれど、タールやその他有害物質が加熱する時に発生するため、厳密には禁煙になりません。
しかし、アイコスやその他加熱式タバコよりも発生する害のある物質量は少なくなるため、より健康にマシなタバコとしての選択肢にはなると思います。
加熱式タバコのリーダー格であるアイコスとも比較してみたので、ニコレスの害について気になっている方はご覧ください。
アイコスイルマ対応のニコレスはファミマなどで発売中!
ニコレスは、現在2種類のタイプが発売されています。
- 加熱ブレードのある旧型アイコス(IQOS 3 Duo/2.4)のみ対応
- 誘導加熱型のアイコス(アイコスイルマ)に対応
現在は誘導加熱型のアイコスに対応するニコレスが全国のファミリーマートなどで発売されています!
現在4種類のラインアップで、価格は一箱440円なので、以前のニコレスより22円の値上げとなっています。
- ダブルミント
- スーパーハードメンソール
- トロピカル
- メロン
イルマ対応のニコレスはブーストカプセルを新搭載。歯や指で潰すと、中からフレグランスオイルが溢れ出し、吸いごたえアップや味の変化が実感できます!
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ニコレスってなに?
ニコレスは、株式会社ライテックが発売している加熱式タバコに使用するスティックです。
タバコ葉の代わりに、中国福建省で採れた紅茶の一種である茶葉がスティックに詰めてあり、加熱することで発生する蒸気を楽しみます。
実際、スティックの中には、こんな風にカットされた茶葉がスティックの中に入っています。
「中国産ってそもそも害がないの?」と思うかもしれませんが、ニコレスの茶葉は有名な産地である福建省武夷山で生産されています。
有名な紅茶ブランド「ルピシア」やサントリーの商品などでも同じ産地の茶葉が使用されているので、少し安心できますかね。
ニコチンの含有量がゼロなため、紙巻きタバコはもちろん、アイコスやグローなどのニコチン入り加熱式タバコに比べると健康的に楽しめるのが特徴となっています。
通信販売をはじめ、ファミリーマート、ミニストップやドラッグストアにも陳列されており目にする機会も多いと思います。
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ニコレスで使える加熱式タバコの本体
ニコレスは、火をつけて燃やして吸うのではなく、「加熱ブレードのある加熱式タバコ本体」に挿して発生する蒸気を吸うタバコに似た喫煙具です。
対応する本体はニコレス公式では発売されておらず、「アイコス3/2.4」または「アイコスイルマ」を使用することを想定しています。
現在売っている加熱式タバコのデバイスでニコレスが吸える対応機種についてはこちらをご覧ください。
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ニコレスには害のある物質が本当に入っていない?アイコスとも比較
ニコレスを使うメリットのひとつに、紙巻きやアイコスなどに比べて健康的にタバコが楽しめそうなことが挙げられます。
しかし、実際に調べてみると、まったく害のある物質が入っていないわけではありませんでした。
ニコレスは、メーカーが独自試験を実施していて日本食品分析センターでの分析結果が公開されています。
その成分の分析内容を抜き出すと次のとおりです。
- ニコチン …検出せず
- ホルムアルデヒド …検出せず
- 鉛 … 0.17ppm
- カドミウム … 0.16ppm
- ヒ素 … 検出せず
- 総水銀 … 検出せず
- スズ … 検出せず
よりくわしく分析してみると、、
ニコチンはゼロだが、タールは加熱時に発生する
そもそもタバコの二大有害物質として、
- ニコチン:依存性が強い。血管収縮作用
- タール:発がん性物質の一種とされている
の2つがあり、紙巻きタバコには必ずこの発生量が表示されています。
ニコチンは分析試験により未配合なのは証明されていますが、タールについてはそもそも書かれていません。
なぜ書かれていないのか、メーカーに確認してみると、
NICOLESSの本体自体には、ニコチンもタールも含まれておりませんが、タールという成分は燃焼時などに発生する成分のため、使用時にデバイスで熱した際に微量のタール、一酸化炭素が発生しております。ただし、タバコ葉を使用していないため、紙タバコよりは少ない量だと考えております。
なるほど、ニコレスの茶葉そのものにはタールもゼロ配合だけど、加熱することで微量ながらタールは発生してしまうんですね。。
ではこのタール量がどれくらい発生するのかといえば、分析はされていないが、タバコ葉よりも発生する量は少ないようです。
日本食品分析センターでの結果は、茶葉そのものに含まれている成分を分析したもので、実際に吸い込む蒸気に含まれる成分ではないということに注意したいですね。
蒸気に含まれるタールに健康懸念物質がどれくらいあるのかは不明
ニコレスから微量発生するタールの中には、「健康懸念物質」と呼ばれる物質が含まれており、例えばこのようなものが挙げられます。
- アンモニア
- ホルムアルデヒド
- 窒素酸化物 (NOx)
- ベンゼン
- 一酸化炭素(CO)
加熱式タバコは燃やさないので煙は発生せず、代わりに蒸気が発生します。
しかしこの健康懸念物資は、紙巻きタバコほど大量ではありませんが、一定程度発生します。
アイコスだと、37種類の発生物質についてフィリップモリスが情報公開しており、レギュラーとメンソールで紙巻きタバコ(3R4F)と比較した発生量を公開しています。
いずれも紙巻きタバコの数値を大幅に下回りますが、まったくのゼロではありません。
ニコレスは、アイコスと同じ加熱方式でありながら、ホルムアルデヒド以外の「健康懸念物質」がどれくらい発生するのかまでは表示されていません。
先ほどの分析結果とメールで聞いた回答と合わせると、少なくともホルムアルデヒドは発生しないようですが、一酸化炭素は発生し、その数値まではわかりません。
ニコレスは茶葉そのものに害のある物質が含まれていなくても、加熱することで発生するタールの中に健康懸念物質が含まれているので、いくら茶葉だからといって無害なわけではないようです。
公式サイトには、
妊娠・授乳中は、デリケートな時期です。NICOLESSは、妊娠、授乳中の方の体への影響を確認できないため、ご使用しないでください。
とも書かれているため、やはりなんらかの健康懸念物質が発生していることは否定はできません。
同じように、自分が吸って吐いた蒸気(いわゆる副流煙)にも健康懸念物質は含まれるので、周りにお子様や妊娠授乳中の方がいらっしゃる場合も吸うのは控えたほうが良いですね。
アイコスとニコレスの発生物質を比較
アイコスとニコレスの発生物質を比較すると、このようになりました。
ニコレス | アイコス | |
---|---|---|
ニコチン | ○ | × 一定量発生 |
タール | △ ※喫煙時に微量発生 | △ ※喫煙時に発生 |
一酸化炭素 | △ ※喫煙時に微量発生 | △ ※喫煙時に微量発生 |
ホルムアルデヒド | ○ | △ ※喫煙時に微量発生 |
他の健康懸念物質 | × ※不明 | △ ※喫煙時に微量発生 |
わからないことがあるため、やはり一定のリスクはあると考えたほうが良さそうですね。
鉛、カドミウムは非常に微量で、他の食物にも含まれている
先ほどの分析結果には鉛、カドミウムといった人体に影響のある重金属が検出されていました。
これは危険なのではないか?と考えるかもしれませんが、鉛、カドミウムは紙巻きタバコにはもちろん、お米をはじめ基本的にどんな食品にでもごくごく微量が含まれています。
ニコレスではいずれも0.16~0.17ppm(ppmは100万分の1)と非常に極微量であり、さらに茶葉をそのまま口にいれるわけではありません。
発生する蒸気から体に入るのはさらに微量となり、よほど大量にニコレスを喫煙しない限り、影響があるとはいえないと考えられます。
ニコレスを吸うことで肺が痛いなどの副作用は起こる?
このように、ニコチンこそ確実にゼロではあるけれど、発生する蒸気からは他の健康懸念物質が発生するのかはわからないので、実際副作用がでるのか気になるところです。。
特に多く検索結果で見かけるのが、「肺が痛くなる」という副作用。
ワタシは全種類吸っていますし、その後もたまに吸っていますが、特別に肺が痛くなることはありませんでした。
紙巻きタバコと違い、加熱式タバコは燃やした煙ではなく、蒸気を吸うのでタールはもちろん、健康懸念物質の発生量は大幅に少なくなっています。
そのため、紙巻きタバコよりも体に悪い具体的な副作用は発生しにくいのではと思います。
ただし、全く発生しないわけではないので、公式サイトにも、
呼吸器系の持病のある方は、のど、肺などの器官への影響を確認できていないため、ご使用しないでください。
と書かれているため、特に持病のある方はタバコと同じく、使用は控えたほうが良いと思います。
ニコレスの健康被害は報告されていない
副作用と同じように健康被害は起きていないのか、消費者庁のデータベースなどで調べてみましたが、2024年現時点ではそのような情報はありませんでした。
具体的に体に害を与えるような深刻な副作用や健康被害は報告されておらず、普通に吸う分には問題ないといえると思います。
ニコレス公式でも、このような形で調査はしているそうです。
成分には、食品に使用できる原料を使用しております。また、ニコチンや、その他健康被害の恐れのある成分について検査し影響ないことを確認しております。
ニコレスでは完全に禁煙にならない!体には悪い?
ニコレスは、ニコチンこそ配合されていませんが「完全に害がないとはいえず、完全禁煙にはつながらない」アイテムです。
- ニコチン:未配合
- ホルムアルデヒド:未配合
ではありますが、
- タール:商品には未配合だが喫煙時に発生
- 一酸化炭素:商品には未配合だが喫煙時に発生
- 他の健康懸念物質:公開されておらず詳細は不明
といった特徴があります。
発生する蒸気の中には紙巻きタバコの煙よりも少ないものの、なんらかの健康懸念物質は発生してしまう可能性は否定できず、完全な禁煙アイテムとは言い難く、体が悪くならないとも言い切れません。
では、ニコレスを吸うメリットはいったいどこにあるのでしょうか?
ひとつは、紙巻きタバコや、アイコスなどの加熱式タバコに比べると、発生する害のある物質そのものの量は少なくなるため、「よりまし」なタバコと考えると使えるアイテムですね。
もうひとつは、ソフトな禁煙ツールの一つになり得ると思います。
ニコレスには、依存性の原因となるニコチンが含まれていないため、タバコでよくある「また吸いたい」願望は確かに軽減されます。
ニコチンガムやニコチンパッチのような禁煙補助薬ではありませんが、ある程度の期間続けることで徐々に喫煙量を減らしていき、まずニコチン依存から脱却することで完全禁煙に向かうステップにはなり得ると思います。
ただ、実際に吸ってみると、味や香りに相当クセがあります。
ニコチンがゼロのために逆に吸いごたえが足りず、満足できないと感じることもあるので、継続できるかは個人差が相当あると思います。
個人的に思ったのは、独特のニオイにまず慣れるかがハードルですね(笑
いきなり変えるよりも、他のタバコの合間にニコレスを使ってみて、徐々に割合を増やすことができるか試してみる程度に考えて使ったほうが良いと思います。
ニコレスは10種類のフレーバーが発売中
ニコレスは現在10種類の味が発売されています。
ただし、対応機種が異なり、アイコスイルマに対応する誘導加熱式タイプ4種類と、旧型アイコス3/2.4に対応する加熱ブレードタイプ6種類に分けることができます。
誘導加熱式タイプ(アイコスイルマ対応):全4種類
アイコスイルマシリーズに対応する誘導加熱式タイプのニコレスは4種類発売されており、価格は1箱440円です。
イルマ対応のたばこは、530円~580円するので100円近く安く買える計算になります。
- ダブルミント
- スーパーハードメンソール
- トロピカル
- メロン
加熱ブレードタイプ(アイコス2.4/3対応):全6種類
イルマ発売以前の旧型アイコスに対応する加熱ブレードタイプのニコレスは全部で6種類されています。
どれも1箱418円(税込)とアイコスのマールボーロより180円近く安いので、お財布にも少しやさしい価格です。
- ストロングメンソール(418円 税込):強メンソールの突き抜ける爽快感
- メンソール(418円 税込):吸い応えと刺激のある味わい
- ミント(418円 税込):清涼感が爽やかに広がる味わい
- オレンジメンソール(418円 税込):華やかに広がるフルーティーな味わい
- レモンメンソール(418円 税込):スッキリとしたフレッシュな味わい
- ブルーベリーミント(418円 税込):甘酸っぱさと清涼感あふれる味わい
どれもメンソールタイプで、レギュラータイプの味はありません。
味は違ってもすべて同じ茶葉を使っているので、フレーバーごとに害の強弱は変わりません。
ワタシは全種類吸ってみましたが、ニコレスにはどれも共通して独特なお灸のような香りが強めで、加熱式タバコと同じ味とはいえません。
「健康的ないい匂い」と感じる人もいれば、正直「クセが強い」「クサイ」と感じる方もいると思います。
慣れてきたらそこまで目立たないんですが、どうしても受け入れられず辞めてしまう方は一定数いらっしゃるかと。。
ニコチンが入っていないため、ノドにくるキック感もないため、吸いごたえもほとんどないといえます。
ただし、フレーバーによってはメンソールの清涼感がかなり強く、吸っている時の爽快感はかなりあり、十分代用になると感じる方も多いと思います。
ニコレス全種類を吸ったくわしい味や吸いごたえのレビューや感想はこちらをご覧ください。
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より害を少なく禁煙を目指せるアイテムはある?
「より害が少ない電子タバコを…」と考えている方には、液体リキッドを使用しているDrStickTypeX(ドクタースティックタイプX)もおすすめです。
ドクタースティックタイプXは、アイコスやニコレスのように高温で葉を加熱せず、液体を気化させる方式なので、ニコチンはもちろん、加熱によるタールや一酸化炭素などの健康懸念物質の発生もありません。
禁煙へのステップはもちろん、より害の少ない電子タバコといえます。
厚生労働省から認可された食品添加物しか配合されていないので、ニコレスよりもさらに害は少ないと考えられますよ!
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