こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!
今回は、アイコスイルマの非公式互換機で、一度吸ったたばこスティックを2度吸いできるUWOO Tantra(ユーウー タントラ)を実際に使ってみたレビューをご紹介したいと思います!
実際に使ってみると、まずくない味と吸いごたえを保ったまま二度吸いでき、画面搭載で使いやすいデバイスでしたが、競合アイテムと比べると実用的な喫煙回数はやや少なめな結果となりました。
UWOO Tantraの、使い勝手、メリットデメリット含め、気になる方はご覧ください!
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!アイコスには、イルマiなどの公式に発売されている本体以外に、二度吸いができる非公式の本体デバイスがいくつか発売されています!二度吸いできるデバイスを使うと、一度[…]
UWOO Tantraとは?値段や特徴、スペックを解説
UWOO Tantraは、日本の株式会社シェードが販売するアイコスイルマと互換性のある加熱式たばこデバイスで、値段は5,980円です。
アイコスイルマ互換機とは、IQOSの製造販売元であるフィリップ・モリス社の許諾を受けていない非公式の製品で、アイコスイルマ専用タバコであるテリア、センティアを使って吸うことができます。
非公式品のため、使うのは完全自己責任となり、公式メーカーの保証があるわけではありません。
UWOO Tantraで二度吸いできるメカニズム
UWOO Tantraがなぜ二度吸いできるかといえば、加熱方法がIQOS公式デバイスと違っていることにあります。
アイコスイルマの加熱方法は、内側加熱と呼ばれ、スティックの中心部に内蔵された金属片をIHで加熱することで周りのタバコ葉から蒸気を発生させています。
対してUWOO Tantraは、スティックの巻き紙の上からヒーターで加熱する外側加熱方式です。
最初に内側加熱で吸ったスティックの外周側を加熱することで、外側に残ったタバコ葉に含まれた成分によって二度吸いできるようになっています。
加熱温度が5℃刻みで選べる
UWOO Tantraが他の互換機と違うところは、加熱温度が210℃から230℃の範囲で選べることです。
一般的に加熱温度の強弱によって吸いごたえが変わるので、強いテンションやロースト感が欲しい時は高く、弱めにしたい時は低くと自分の好みでカスタマイズできるのは大きなポイントといえます。
加熱温度は5℃単位でかなり細かく選べ、喫煙前にボタン操作だけで簡単に変更できるようになっています。
操作がわかりやすいLED画面搭載
UWOO Tantraには本体側面にLED画面が搭載され、動作状態がわかりやすく表示されます。
- 現在の加熱温度
- 現在の加熱モード
- バッテリー残量
- 総喫煙本数
- チャイルドロック
が一覧で表示され、上にあるボタンのクリック操作でそれぞれの機能を切り替えることができます。
2つの加熱モードが選べる
UWOO Tantraには2度吸いの時に使う「2度吸いモード」と、初めて使うスティック向けの「予備モード」の2つの加熱モードが選べます。
IQOS公式デバイスを使わなくても、最初からUWOO Tantraだけでタバコが吸えるように設計されています。
UWOO Tantraの喫煙時間、基本スペックなど
UWOO Tantraは一本あたり15吸い(パフ)、もしくは最大で4分40秒(シケモクモード時、予熱時間20秒は含まず)吸うことができます。
1本あたりの吸引回数は公式デバイスよりも1回多く、最大喫煙時間は実質1分半短くなっています。
デバイスの大きさは、縦長のコンパクトサイズで、重さは85gと互換機にしてはやや重量がありますが、サイズが小さいため、それほど重いとも感じません。
さながらリルハイブリッドをコンパクトにしたようなデザインで、上部はプラスチック、下部はさらさらとしたアルミ製のボディになっています。
本体の手触りは全体的にしっとりした手になじみやすい質感で、光沢感も高く、高級感を感じさせる雰囲気になっています。
値段 | 5,980円 |
---|---|
サイズ | 28.8mm✕21mm✕104.9mm |
重さ | 85g |
充電ポート | USBタイプC |
定格入力 | 5V/1.3A |
バッテリー容量 | 3350mAh |
予熱時間 | 約20秒(シケモクモード) 約20秒(予備モード) |
1本の喫煙時間 | 4分40秒 または15パフ |
フル充電時間 | 約2時間30分 (30本分) |
付属品 | 取扱説明書 USBケーブル(A-C)10cm クリーニングブラシ |
UWOO Tantraはコンビニで売ってる?販売店はどこで売ってる?
UWOO Tantraは、現在Amazonや楽天で5,980円で販売されていますが、コンビニなど他の販売店では売っていません。
コンビニで売っている加熱式たばこのデバイスは、IQOS、プルームX、グローの公式デバイス品のみで、非公式のデバイス自体が販売されていません。
コンビニ以外のたばこが売っている販売店でもUWOO Tantraは販売されていることはなく、ネット通販のみで買うことができます。
UWOO Tantraで実際に吸ってみた感想
では実際に、UWOO Tantraを吸ってみて、本当に二度吸いできるのか、複数のアイコスイルマ専用タバコの吸い殻を使って検証してみました。
全体的な感想として、二度吸いしても味が極端にまずくはなく、キック感をありながら吸うことができましたが、どの銘柄でも10~11回を境に吸っている感がなくなってしまう、競合デバイスと比べるとやや物足りない結果となりました。
キック感は最初に公式デバイスと吸ったときとほぼ同じレベルで、風味こそ最初に比べて落ちますが、公式デバイスで二度吸いしたときのようなまずい蒸気ではありません。
また、加熱温度を変更した場合、多少キック感が増えた感じになりますが、大きく味が変わるほどの機能ではありませんでした。
1本あたりの実用的な喫煙回数は総じて10~11回程度と、7~8回吸うと吸いごたえがなくなるデバイスよりは優秀ですが、14回吸えてしまうデバイスと比べるとやや見劣り感を感じてしまいます。
ここからはレギュラー、メンソールそれぞれの感想についてご紹介します。
レギュラーの場合
UWOO Tantraを使って「テリア レギュラー」「センティア クリアシルバー」「テリア ウォームレギュラー」などレギュラー銘柄で吸ってみました。
加熱温度の設定にもよりますが、最高温度の230℃にした場合は最初から、一番低い210℃では2吸いめから強めのキック感を感じることができます。
アイコス公式デバイスでの二度吸いでは、キック感は感じず、イヤな焦げた匂いが目立っていたのでこの違いは一目瞭然です。
どの銘柄でも本来の風味からは薄くなり、代わりに紙を焦がしたようなロースト感を感じますが、まずいわけではなく、吸っている感は十分感じられます。
このまま8~9回くらいは同じようなテンションで吸うことができますが、10回くらいから急激にキック感が弱まり、12回くらいになると、風味もないただのもさっとした蒸気に。
最近では「Resty SK1」や「Fasoul Q1 PRO」のように、14回まで喫味を保つデバイスも出ている中、やや回数的には物足りない結果となりました。
メンソールの場合
続いて、「センティア・アイシーブラック」「センティア・フロストグリーン」「テリア オアシスパール」などのメンソール銘柄で試してみました。
メンソールの強さは、初回に比べ少し勢いが落ちた感じですが、代わりに雑味感や焦げ臭さが少し目立つ感じ。
ただ、こちらもまずいわけではなく、キック感はほとんどそのまま、また雑味感もほどよいコクの高さのように思えて、これはこれでしっかり吸うことができます。
レギュラー同様10回くらいを境にキック感や吸いごたえは落ちてきますが、メンソール成分は比較的よく残るので、14回くらいまでは実用的に吸える範囲といえるでしょう。
加熱温度の変更で吸いごたえはどれくらい変わる?
UWOO Tantraは、加熱温度を切り替えることができますが、実際にそれぞれ切り替えて吸ってみたところ、大きく喫味自体が変わることはありませんでした。
加熱温度は210~230℃の範囲で5℃刻みで変えることができ、今回は二度吸いモードで、レギュラー、メンソールそれぞれ、210℃、220℃、230℃の3段階で味や吸いごたえが違うのか試してみました。
結果、210、220℃ではキック感、味わいなどはほとんど変わらず、一番高い230℃でようやく、最初の立ち上がりのキック感やメンソールがやや強くなることが体感できました。
ただし、味が濃くなった、コクが増えたなどの風味の面でわかりやすいほどの違いは感じず、特有の焦げ臭さは少しだけ増えたような感じです。
すべての銘柄を吸っているわけではありませんが、使用した銘柄に限っては、はっきりとした違いが出にくい結果となりました。
UWOO Tantraの予備モードで最初から1本吸った場合
UWOO Tantraは、二度吸いモード以外に、1本目専用の加熱モードである「予備モード」が搭載されているので、合わせて試してみました。
結論、キック感などの強さはほぼ同等で、規定の15回までフルに吸うことはできますが、風味やタバコ葉本来のコクの面では、公式デバイスに比べると、特にレギュラーで物足りない結果になりました。
「予備モード」は、初めて使うスティックに合わせた加熱を行い、シケモクモードより10秒長い30秒の予熱時間が必要です。
レギュラーの場合、蒸気こそ公式デバイスと同じく最初からしっかり出てキック感も強めですが、タバコ葉から出る風味がいまいち感じられず、薄さがやや目立ちます。
メンソールは、清涼感や香りは同じくらい出るため、違いはわかりにく、より実用的といえますが、よく比べてみると蒸気本来の厚みやコクはやや薄くなったように感じます。
予備モードといっても、加熱方法は同じ外側加熱になるので、内側加熱の公式デバイスと比べると、タバコ葉を直接熱していないのでどうしても蒸気の質に差が出るみたいですね。
また、この予備モードで吸ったスティックでは二度吸いはできません、
吸引回数は15回と公式デバイスより1回多く吸えるものの、喫煙時間は4分30秒と公式デバイスの6分より短くなるため、トータル的に考えると最初は純正デバイスで吸ってから、二度吸い時にUWOO Tantraを使うのが良さそうに思いました。
UWOO Tantraは体に悪い?
UWOO Tantraを吸うことは体にとって悪影響を与える情報やエビデンスは、現在のところ公開されていません。
しかし、IOOS公式のデバイスの内側加熱とは違う、外側加熱のため、IOOS公式が想定する以外の体に悪い有害物質が蒸気内に発生している可能性は否定できません。
IQOS公式では、喫煙時に発生するニコチン量や、タールに含まれる有害物質の量をデータとして一部公開しています。
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ただし、これはあくまでIQOS公式デバイスに搭載されている内側加熱の場合であり、外側加熱の場合、巻紙も加熱する分、これとは違う物質が含まれている可能性があります。
また、UWOO Tantraの場合、吸い殻を見るとタバコ葉が入っている部分からフィルターの一部分まで加熱しているようです。
2度吸いしていない吸い殻と比べてみると、加熱温度が高くなるほど、吸い殻のフィルターは加熱によって収縮し隙間が出ているのが特徴です、
フィルター部分までが加熱されることは公式デバイスでは想定されておらず、この部分から加熱によってなんらかの物質が発生していることも否定できません。
明確なエビデンスはないものの、体への悪さを心配する方は念のため控えたほうが良いかもしれません。
UWOO Tantraのメリット
一通り使ってみて感じたUWOO Tantraのメリットはこちらです。
- まずくなく二度吸いができる
- LED画面が見やすく、操作がわかりやすい
- 加熱温度や加熱モードなど、自分に適した加熱ができる
- 充電の持ちがいい(フル充電で30本分)
- デバイスの質感が高く携帯性もある
肝心の機能である二度吸いは、風味は少し落ちてしまいますが、まずいとまでは全く感じず、普通に吸った感は感じられます。
また、喫煙状態が表示されるLED画面は見やすく、視認性も高いので、操作に迷うことも少ないでしょう。
加熱温度の変更など、カスタマイズできる要素や、二度吸いでなくとも普通に使えるので、公式デバイスの充電切れや故障時の代替機としても使えそうです。
また、鏡面仕上げをしている本体の質感は非常に高く、高級感をもったデバイスで吸いたい方にもオススメですし、細長い形なので、重さを気にしなければ携帯性もあると思います。
Resty SK1のデメリット
反面、使ってみて感じたUWOO Tantraのデメリットはこちらです。
- 外側加熱のため、やや風味が落ちる
- 値段が高い
- 他デバイスより喫煙回数が短い
- 加熱温度切り替えでは大きく変わらない
- 自動加熱、パフ回数のカウントがついてない
風味が落ちる点は、そもそも吸い殻ですし、純正の仕様とも違うため仕方ない部分もありますが、タバコ葉を直接加熱しない外側加熱のため、香り、コクといった面は純正デバイスの喫味と比べてやや弱くなります。
このあたりはどの互換機でもほぼ同じですが、他デバイスの中には14回吸っても喫味を保っているものもあるなか、10回くらいで吸いごたえがなくなるのは値段の割には少ないと感じるかもしれません。
値段が他デバイスに比べると1,000~2,000円程度高い割には自動加熱や、パフ回数のカウントといった便利機能がついていないのはややウィークポイントといえます。
また、加熱温度の切り替えも、範囲が20℃程度なので、わかりやすい変化までは感じられず、人によってはオマケ程度の機能にしか見えない場合もあります。
デバイスの大きさはやや重めで、スタイリッシュさにはかけるため、普段吸い殻を溜め込んで節約したい時に使うのが一番ベストな使い方かなと思います。
UWOO Tantraの使い方レビュー
UWOO Tantraの使い方についてご紹介します。
- 電源を入れる
- たばこスティックを差し込む
- ボタン長押し
- 掃除(20本喫煙ごと)
こちらの工程だけなので、簡単に使えますよ!
1.電源を入れ、加熱モードや加熱温度を変更する
毎回セットする必要はありませんが、加熱モードや加熱温度を変更する時は、喫煙前にボタン操作を行います。
画面上にあるボタンを長押しすると、LED画面が点灯し、現在の加熱温度や加熱モードが表示されます。
それぞれのモードの切り替えは、ポチポチと素早くボタンを押す回数によって変更できます。
- 3回…加熱温度の変更
- 5回…加熱モードの変更
- 7回…チャイルドロックの変更
すると、該当部分のLEDが点滅し、ボタンを押すごとに温度やモードの切り替えが行うことができます。
加熱モードの変更の場合は少々わかりにくく、1が予備モード、2が一番よく使うであろうシケモクモードとなっています。
2.たばこスティックを差し込む
電源を入れたら、次にスライドドアを開けてたばこスティックをしっかりと奥まで差し込みます。
2度吸いのたばこスティックは、少し弱くなっていて、無理やり差し込むと中折れの原因にもなるため、まっすぐ丁寧に差し込みましょう。
2.ボタン長押しして加熱
たばこスティックを奥まで差し込んだ状態で、LED画面上にあるボタンを2秒間長押しすると、一回振動し、加熱が開始され、LED画面も棒グラフ表示に切り替わります。
予熱時間は、シケモクモードは20秒、予備モードは30秒で、LED画面の棒グラフと数字でカウントダウン表示されます。
加熱が完了すると、さらに一回振動し、喫煙することができます。
一本の喫煙は15吸い(パフ)、もしくはシケモクモードで最大4分40秒、予備モードは4分30秒で、LED画面の棒グラフとカウントダウン表示で残り時間が表示されますが、残りパフ回数までは表示されません、
喫煙時間が残り2パフ(13パフ)、もしくは30秒前になると一回振動し、さらに30秒後には、2回振動し、画面に「TIME OUT」と表示され加熱が停止します。
喫煙後はタバコスティックをまっすぐ抜き出して捨てましょう。
3.掃除
UWOO Tantraは、10~15本喫煙ごとに本体の挿入口の掃除が推奨されています。
アイコスイルマは掃除フリーのデバイスですが、UWOO Tantraは外側加熱のため、挿入口の側面にヤニ汚れがつきやすく掃除が必要です。
UWOO Tantra購入時に付属しているクリーニングブラシをスティック挿入口に入れ、中にあるヤニや汚れを取り除いてください。
UWOO Tantraの画面表示内容
UWOO TantraのLED画面にはいろいろな情報がわかりやすく表示され、なかなか便利です!
画面の表示内容を簡単にご紹介します。
- 上段…チャイルドロック、バッテリー残量表示
- 中段…現在の加熱温度表示
- 下段…現在の加熱モード表示
- 最下段…総喫煙本数の表示
UWOO Tantraの充電方法、フル充電時間は?
UWOO Tantraは一回のフル充電で約30本吸うことができ、充電端子はUSB-typeCとなっています。
UWOO Tantraの充電方法は、底面にUSBケーブルを接続することで充電できます。
約10cmの短いUSBケーブルが付属しており、これを使う場合、USB-typeAの端子があるノートPCなどのUSB機器やUSB充電器を自分で用意して充電します。
本体の電圧入力は5V-1.3Aですが、5V-2Aのアイコスで使っている充電器やケーブルをそのまま流用することができます。
UWOO Tantraのフル充電時間は、約2時間30分(150分)で、バッテリーの残量は、LED画面の電池アイコンで4段階で表示されます。
まとめ
UWOO Tantraを実際に使ってみてのレビューをご紹介しました。
複数発売されているIQOS互換の二度吸いデバイスの中でUWOO Tantraは比較的ハイレンジの部類になります。
その中で、普通に二度吸いができることはもちろん、加熱温度の変更や、わかりやすいLED画面など、値段に相応しい機能がついているのはうれしいところ。
個人的には、本体が非常に上質に仕上がっており、デザインや質感にもこだわりたい方にもおすすめですし、
ただし、競合他社のデバイスに比べると、実用的な喫煙回数が短いですし、自動加熱機能などの一部便利機能がついていないのは残念なところ。
また、二度吸い互換機共通の問題ですが、安全面の十分なエビデンスがない以上、影響が心配な方は吸うのは控えたほうがいいかもしれません。
こちらのページでは、UWOO Tantra含め現在メジャーに発売されている二度吸いデバイスを、吸いごたえや使用感で比較しランキング形式でご紹介しています!
こんにちは、リラゾの自称・加熱式たばこマイスター、パパ中西です!アイコスには、イルマiなどの公式に発売されている本体以外に、二度吸いができる非公式の本体デバイスがいくつか発売されています!二度吸いできるデバイスを使うと、一度[…]